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2012年05月14日

ベトナム裾野産業発展の道筋は


JETROは、毎年各分野の日系企業の活動状況を調査し、
アジア各国の投資環境の評価を行っている。


昨年の調査によると、
ベトナムにおける日系企業の部品現地調達率は28.7%で、
他のアジア諸国に比べても低い結果となった。
例えば、中国での日系企業の現地調達率は59.7%、
タイは53%、インドとインドネシアでは41%、
マレーシアは39.3%となっている。

JETROは、ベトナムの現地の資材・部品調達の難しさが、
外国投資資金の調達にも消極的な影響を与えている、としている。
そのため、現地調達率を引き上げることが、
製品の競争力を高めるため大変重要となってくる。
現地調達率を引き上げるためには、
資材・部品の調達者のネットワークを開発しなければならない。
言い方を変えれば、裾野産業の開発が必要不可欠だ。

長年、ベトナムは裾野産業の開発に余り力を入れてこなかった。
今から取り掛かるにしても、
裾野産業の開発はかなりの時間を必要とする。

ベトナムの裾野産業の開発を促進するため、
JETROは、2004年から現在までに年2回、
ホーチミン市商業投資促進センター(ITPC)と協力して、
ホーチミン市の裾野産業の需給展示会を主催している。
同展示会では、ベトナムが調達側(販売側)となり、
仕入れ側の日系企業に製品を紹介している。
毎回、100ブースが提供されており、
日越両国が50ブースずつ利用し、
各企業が日越間だけでなく、
日本・東南アジア間の取引部品、資材の展示を行っている。

今年の展示会のテーマは、「Metalex -Nepcon vietnam(金属加工・工具)」。
開催期間は2012年10月4日~6日、Sai Gon展覧会で予定されている。

現在、日本は、ベトナムで約1,610の投資案件を実施しており、
投資申請総額は269億USD、ベトナムにとって最大の投資国である。



Vneconomy.net  2012年5月11日

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