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2012年05月24日

経済成長率5.7%、インフレは10%以下 ~世銀報告~


ベトナムが早急に解決しなければならない問題は
マクロ経済の安定化と投資家の信用祖度アップ、
そして長期的な改善政策の実施である。


世界銀行は5月23日、恒例となっている報告書を作成し、
ベトナムを含む東南アジア各国における2012年の
経済展望を発表した。

この報告書によると、決定No.11の実施された2011年2月を境に
ベトナム経済は安定してきている。
しかし、マクロ政策と素安定な世界経済は依然としてベトナムに
良い影響を与えているとは言えない。

世銀は今年ベトナム経済成長が5.7%を達し、インフレの上昇が
10%以下に抑えられると予測しており、需要の大幅な減少や
資金貸付成長率の低下により、金利の下降や民間セクターへの
財政的経費は減少する可能性もありそうだ。

世銀の予測によると、国家予算の超過支出はGDPの6.0%相当だが、
収入は減っており、財政政策の負担を軽減化させるためには
国家予算の支出規定を厳守することが重要なカギを握る。

低所得国の借金を分析した結果、ベトナムの公的借金は
経済の回復によって政府が金融政策を継続させる場合は安定する。
公的借金の影響が最も大きいのは国営企業セクターだ。

短期財政政策を実行する際に課題となるのはマクロ経済の安定確保、
投資家の信用を得ることに加えて長期的改善政策を実施することだ。
現在のベトナムには、より安定したマクロ環境の整備や
生産能力のアップが求められている。

Vneconomy.net  2012年5月24日

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