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2012年08月09日

覇気見えないベトナムにMoody’sがB1の評価


ネガティブな展望は銀行ネットワークと国営企業の財政不安を反映する。

国際格付会社のMoody’sは、8月8日にベトナムのVND国債および
外貨の国債に対する格付けをB1と評価した。

同社の専門家によると、ベトナム経済は不況から徐々に回復しているが
今後も様々なリスクと対峙し続けなくてはならない。

Moody's のベトナムに対する格付けは経済成長(低)、行政機関の力(弱)、
政府の財政力(弱)、リスクに対応力(可)の4つに基づいて評価される。

ベトナムのマクロ経済は2011年の年初から実施された財政政策の影響で
安定してきている。インフレの上昇率は下がっているが、経済成長への
懸念は完全に払拭されていない。

Moody’sは今後2年間でベトナムのGDP成長率が年間平均5%に達すると
予想している。

体制や情報不足等の問題でベトナム経済の方向性は正しく評価されていない。
また、近年は経営の効果が目立たなくなってきている。

決して明るいと言えない展望は銀行ネットワークと国営企業の財政面を
反映させる。Moody’sは銀行ネットワークの不良社債比率が現在の評価より
さらに悪いと考えている。

同社は過去にVIBバンク、MBバンクの独立資金貸付能力について評価し、
それぞれの貸付能力はE+で長期的に見ればB2相当としていた。

Vneconomy.net 2012年8月9日

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