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2012年09月10日

対日輸出海老 100%検閲対象に


日本は、ベトナムから輸入する海老のうち、
エトキシキン検閲の対象となる比率を、
30%から100%に引き上げた。


上記情報は、ベトナム水産加工輸出入協会 (Vasep)が明らかにしたもの。
これに対し、海老輸出会社は大きな不安を募らせており、
特に、返却される場合の損害について懸念を示している。

Vasepはまた、日本が検閲比率30%を解除した1週間のうちに、
既に2回連続で、日本の厚生労働省が規定比率超えを発見したと、報告している。
日本側はこの後、ベトナムからの輸入する水産物の検閲比率を
30%から100%に引き上げたという。

今回の決定の対象となる水産株式会社の社長は、
ベトナムの輸出海老に対する日本の基準は高すぎる、と話す。
輸出前に海老のサンプルを検閲する手数料も高い。
また、日本への着港後、全てが検閲を受けるとなるとリスクが大きい過ぎる。
今後、エトキシキンの比率が基準を超えた場合、
直ちに返却されることになる。
その場合の検閲費用、手続きの手数料、運搬経費等は全て企業が負担する。
全体の経費は1万USD以上だ。

1回の輸出で企業が得る利益は2,000~3,000USD、
上記のリスクを思うと、ベトナム企業は日本に海老を輸出できなくなる。

Vasepの統計によると、
2012年8月前半までの、国内の海老輸出総額は、
前年同期比22.3%減の、2,190万USDであった。
また、アメリカへの輸出額も、
前年同期比26.6%減、2,660万USDに留まっている。
EUへの輸出額も同じく27.7%減、1,250万USDとなった。



InfoTV.net 2012年9月10日

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