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2012年10月08日

Barclays 2012年ベトナムGDP成長率4.8%


Barclays(英国大銀行グループ)は
新興国市場に関する四半期ごとの報告書の中で、
2012年のベトナムGDP成長率について、
4.8%に留まるとの予測を発表した。


Barclaysは同報告書内で、
今年のベトナム収支状況について、引き続き改善が見られる、と評価している。
今年に入って8月までの支出超過額は、
前年同期の67億USDから5.83億USDに減少している。
また、ベトナムへのFDI投資額は85億USDで、
前回予測の75億USDを上回る結果となった。

為替レートも安定した状態で、外国への投資額は減っている。
2012年のベトナムの国際収支は黒字であり、
20億USDから70億USDに引き上げられている。
年末の外貨準備資金は230億USDに増える見込みだ。
この国際収支の黒字状態は2013年まで続くと予想される。


(ベトナムのマクロ経済に関する経済指数、出典: Barclays)

政府は2012年の成長率を、当初の6%から5.2%に下方修正した。
しかしBaclaysの専門家は、4.8%に留まる、との見方を示している。
2013年に5.5%となり、
アジア地域の平均成長率が5.5%となる、という意見だ。
(政府目標は6%)

8月までのベトナムのインフレ上昇率については、
前年同期の最高上昇率23%から、5%に下がる見込みとされているが、
Barclaysは、今年は約9%上昇し、来年には9.4%上昇すると予測している。

ベトナムの経済状況について、
特に楽観的な見方をするのは、アジア開発銀行(ADB)で、
先日発表したアジア開発展望では、
国内GDP成長率が2012年で5.1%、2013年には5.7%と予測している。

ADBは、ベトナムのインフレについて今年末には約7%となり、
年間のインフレ上昇率は平均9.1%となるとみている。
予測は前回より低くなっている。
2013年末まで国際食糧価格と国内需要の増加のため、
インフレは9.4%上昇すると予測している。



InfoTV.net  2012年10月8日

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