FDI資金 引き続き不動産分野に導入
年初8ヶ月のうちに、FDI総額(約470億ドル)の46.8%に当たる
約220億ドルがベトナム不動産に投資された。
2つの不動産分野に導入されている。
投資申請222億ドルのうち、80%(173億ドル)がこの2分野に投資され、
残りの20%(49億ドル)は新住宅団地及び工業団地に投資されている。
<2008年の各分野別投資状況>
(1) ホテル・観光 39%
(2) オフィスビル・マンション 38%
(3) 新住宅団地 22%
(4) 工業団地 1%
ホテル・観光、オフィスビル・マンションの各案件は、
主にホーチミン市、ハノイ市、Ba Ria Vung Tau市、Phu Yen省、
Dong Nai省等の大都市や主要地方に集結している。
この8ヶ月のFDIによる最大8案件中、6案件は不動産分野。
・Ho Tram案件(ホテル、リゾート建設)―42億ドル
(カナダのAsian Coat Development会社が実施)
・Ba Ria Vung Tau省ホテルグループ―13億ドル
(British Virgin IslandのStarbay Holdingsグループが実施)
・ホーチミン市のマンション―12億ドル
(シンガポールのTA Associates Internationalが実施)
多くの経済専門家は、FDI資金が不動産分野へ大量に導入されることで、
経済発展に悪影響を及ぼす可能性があると警告している。
意見の大多数は、不動産分野への投資が増加することで、
各案件を実施するために膨大な資材の輸入が必要になるが、
これら不動産案件の製品は輸出商品にはならないため、
貿易赤字が急増する、というもの。
しかし、FDI資金が大量に導入されることは恐れるべきことではない。
大規模なFDI不動産案件は完了までにかなりの時間を要するが、
不動産への大きなFDI投資申請は投資家によるものだけ。
また、FDI不動産案件の実施期間は1~2年では終わらない。
FDIの投資を受ける国は、インフラ整備や失業率改善等の
利点もある。
計画投資省の外国投資局長Phan Huu Thang氏も、
「不動産分野へ資金が大量に投資されることは心配には及ばない。
ベトナムでは不動産分野への投資資金が不足しており、
5つ星ホテルや高級オフィスビルも不足している」と述べている。
CafeF 2008年9月1日
