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2009年02月25日

オフィスビル 供給過剰の実態


CB Richard Ellis ベトナム(CBRE)不動産仲介会社は、
今後3年間、オフィスビルの供給率が、
毎年122%増加するだろう、と発表した。


オフィスビルの供給が急増すると、
企業にとっては、賃料を
低コストに抑えることができる機会となる。

昨年9月頃から、オフィスビルの家賃の下落が続いている。
Aランクオフィスの賃料は、
まだ1平米あたり60USDを維持しているものの、
Bランクオフィスの家賃は下落が激しく、
1平米当たり40USD~25USDにまで下がっている。
Cランクオフィスは最も競争が激化しているのが現状だ。

現在、各地方でオフィスの家賃の下落が目立っている。
そんな中、ハノイ市だけは、比較的安定を維持している。

家賃の下落傾向

現在、数多くの企業が支出の切下げ、解雇、
活動規模の縮小を行っている。
外国企業も海外への投資計画の見直しを図り、
オフィスの需要は減少傾向が進んでいる。
さらに新設ビルが大きな圧力をかけている。

競争に勝とうと、オーナーが
家賃を以前の30%引にしていることもある。
各ランクの家賃格差は拡大しつつあり、
家賃の他にも、新設備の整備など、
オーナーはビルの魅力の底上げに追われている。

少し前まで、事務所を移転しようにも
なかなか空いている物件が見つからなかったのが、
現在では、オーナー側が顧客確保の為の戦略を、
ひねり出さなければならない状況になっている。

CBREのコンサルティングは、
各投資家は、市場の状況に合わせた戦略を調整するべきであり、
また、ビルのオーナーは、貸借契約内容について、
柔軟に対応すべきである、としている。
現在の状況で、契約を成功させるには、
その前の交渉をしっかり行う必要がある。

2009年は、借りる側にとって最も有利な年といえる。
選ぶ時間がたっぷりあり、オフィスの整備についても、
オーナーに支援を要求することが可能だからだ。

優れた施設で顧客確保

オフィスビルが過剰供給となっている現状においては、
オーナーが、主導的にビルの使用目的を変更することも、
必要である。
オフィスビルは、質の高いサービスを提供と、
警備、衛生、設備のメンテナンスへの配慮が求められる。

家賃が下がると、オーナーの収入も減少する。
売上の減少を制限するには、投資主は活動経費の節約と、
電気、水道などの節約が効果的ではないか。
この場合、建設を始めたばかりのビルは、
エネルギー節約を市場の傾向に合わせて実施できるので、
投資主が建設資材、設計の選択、管理も行える。
このため、ベトナムでは、環境に配慮した
「エコビル」ともいえるビルの設計が、
好まれるようになっている。

2009年以降、オフィスビルの供給は更に急増する。
今、ビル建設の完工時期となっており、
今後、約40棟が完成予定となっている。
このため、家賃の値下がりが、今後も続くことが予測される。
その他、2009年は、この4年間で
オフィス稼働率が最も低い年になると予測されている。

2009年末まで、ホーチミン市のオフィス市場は、
約1,250,000平米ある。
うち、Cランクオフィスが555,000平米、
AとBランクのビルが併せて695,000平米である。
オフィス用地の面積は、昨年末と比較して、
340,000平米増加している。



Vneconomy.net  2009年2月24日

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