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2009年09月12日

底の見えない家賃引き下げ競争 オフィス賃貸市場


オフィス賃貸市場では、現在の市場の傾向を受け、
顧客獲得に向けて競争が激化、オフィス借用料が、
ますます下がる可能性がでてきている。


国際経済危機は、オフィス賃貸市場に大きな影響を与えた。
今年に入って、借主側が借用料を慎重に検討する傾向が強まっている。
実際、借用側の需要は2008年末から急速に減退し、
この状況は今年前半まで続いている。

Cenvalue借料審査株式会社の分析によると、
年初、オフィス借用料は平均11%減となり、
2008年末から、月間で1平米当たり4USD減少したことになる。
中心街に位置するオフィスの貸出率でさえ91%に減退、
2008年第4四半期から比べると3%低下となった。

多くの不動産会社によると、
Aランクのオフィス借用料は予想通りで
2009年第1四半期で2008年末から8%減、
昨年同期と同様1平米あたり49USDとなった。
2009年第1四半期末、Aランクオフィスの空き部屋率は2.6%増加した。
そしてこの傾向は増加する見込みである。

Bランクオフィスの借用料は
今年前半に1平米あたり33USDにまで減少、昨年同期から5%減となった。
空き部屋率に関しては、昨年末から供給が大きく増加したため、
かなり変化し、約19%である。
しかも、完成したばかりの新ビルの空き部屋が最も目立っている。
このランクの場合、逆に古いオフィスの空き部屋率は、
8%に納まっている。

Cenvalue借料審査株式会社によると、
現時点でも、借用料は充分低下しているが、
投資主(大家)にとって、一番重要なことは、
空き部屋率を低く維持することである。
今年、市場に新しく登場する予定のオフィスの面積は、
Bランクが10ヘクタール、Aランクが13ヘクタールにも及ぶ。

今から2012年までで、110ヘクタール以上のオフィスが、
市場に出回る予定。
その中で19ヘクタールが今年末までに完工、
40ヘクタールは2010年に完成予定となっている。



Vneconomy.net  2009年9月11日

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