ブルーチップ ベトナム投資ニュース

JETROの調査結果によると、ホーチミン市のオフィス賃貸料は、
アセアン地域でも最も高いという。
ホーチミン市でのオフィス賃貸料は現在、
1平米当り月平均57USDにまで値上がりしている。

シンガポールでは、1平米当たり月平均46.4USD、
バンコクが19.8USDとなっている。


（単位：USD、出典：JETRO）

ホーチミン市のオフィス賃貸料は、すでにソウルなどアジアの大都市を越え、
北京と同レベルになっている。
ソウルでは1平米当たり月平均49.8USD、
北京では57.2USDである。

ホーチミン市に続いてハノイ市とDa Nang市も
賃貸料の高い地域との評価を受けた。
ハノイ市のオフィス賃貸料は1平米当たり月平均42USD、
Da Nang市では18.3USDである。
これらは、5月26日にハノイ市で行われた
ベトナム企業フォーラムでも発表されたもの。

オフィス賃貸料と共に、
ベトナムでは外国人を対象とするアパートの賃貸料も、
東南アジアで1、2位を争う高さ国である。
ハノイ市では現在、月平均3,050USDであるが、
これが香港よりも高い。香港では平均2,062USDである。


（単位：USD、出典：JETRO）

ハノイ市での外国人用アパート賃貸料は、
シンガポール、上海、ソウル等のアジアの大都市を上回っている。

また、日系企業やＪＥＴＲＯの調査によると、
ベトナムは今後2年間で一番魅力的な投資先だろうと、分析している。
現在、ベトナムで活動している日本企業の58％が、
2011年中に営業活動を拡大する計画があるという。
この割合は東南アジア中一番高い数値となっている。
（タイ：50.9％、フィリピン：31％）。

ベトナムが外国投資家から注目を受けた第一の理由は、人件費が低さである。
ベトナムは年初に最低給与を引き上げたが、
タイ、インドネシア、マレーシア等の、近隣諸国の都市に比べればまだ低い。
また、ベトナムは通信分野、ソフトウェア開発、建設分野でも
最も発展展望が高い国と評価されている。