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2012年07月05日

首相、外貨準備資金の100億USD増を発表


7月4日の朝、Dung首相は計画投資活動評価セミナーの席上で
年初6ヶ月のベトナム経済にとって明るいニュースは
外貨準備資金が増加したことだと述べた。


現在、ベトナムの外貨準備資金は10週間分の輸入額と同等で
年末には12週間分に達することが予測されている。
これはベトナム経済の健康状態を診断するための目安になる。

Dung首相によると、2011年末にベトナムの外貨準備資金は
90億USDまで減ったが、その後の年初6ヶ月で増加に転じ、
総額100億USDに達した。
これは輸出額が22%増加するとともに輸入額が減り、
為替レートが安定していた結果である。

また、2008年に外国の投資家が70億USDを換金したため、
ベトナムの外貨準備資金が大幅な減少を見せたことについては
「ベトナムは230億USDの外貨準備資金を保有しており、
外国間接投資資金の換金には充分対応できる」と述べた。

ベトナム経済は年初6ヶ月で予想通りの成長を示さなかったが、
年初における政府の第1目標はインフレの抑制だ。
これを達成することで外国の関係機関には高く評価されている。

政府は今年後半もインフレ抑制、マクロ経済の安定化を優先し、
順調な発展を図る。
2012年のGDP成長率は5.5%のレベルに達する可能性が高く
首相はこれが適正な数値として捉えているようだ。

また、政府は2013年が5ヶ年計画の中で重要な年と認識している。
そのため、2013年はGDP成長率6~6.5%を目標に設定し、
2011年~2015年のGDP成長率は年間平均7%を目指している。

Vneconomy.net  2012年7月5日

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