ブルーチップ ベトナム投資ニュース

ベトナムにはClinton外務大臣を始め、アメリカ企業20社が訪れており
両国の貿易、投資協力関係の発展は順調に滑り出したと思われる。
ベトナムのPham Binh Minh外務大臣とClinton外務大臣は、
貿易、投資の協力が両国の関係を発展させる動力になることを強調した。

２大電力企業のビッグプロジェクトが締結

慌ただしいハノイ市への訪問ではClinton外務大臣が8,500万USDを超える
ベトナム・アメリカ間の契約署名式に出席した。
一つ目の契約はGE（General Electric）とベトナムCong Thanh会社における
3,600万USDの契約だ。これにより、GEはThanh Hoa省Nghi Son経済団地で
660MW規模の発電所に水力発電タービンを調達する。
二つ目は、同じくGEとNPT（ベトナム国家送電公社）のものである。
この契約で、GEは3段階に分けてNPTに送電設備を調達することになっており
その価値は5,000万USD相当と言われている。
GEは第1段階としてNPTの子会社であるPCT4と1,650万USDに相当する
送電設備の調達契約を締結した。この契約ではGEがGia Lai省Pleiku郡と
ホーチミン市のPhu Lam郡の間で繋がる500KVの送電用蓄電器を調達する。
計画の完了は2013年の予定で、ベトナム南部に約800MWの電気が供給される。

貿易総額は220億USDへ

Pham Binh Minhベトナム外務大臣は会談後の記者会見で「アメリカ企業による
ベトナムへの投資は毎年増えている。GE、Microsoft、ExxonMobil等、
アメリカの大手がベトナムに進出した。今後、アメリカがベトナムにとっての
第１投資家になることを狙い、両国間の貿易増加を期待する」と述べた。

7月10日、米国外務省は「BTA（ベトナム・アメリカ両国貿易協定）が
有効となった2001年12月より両国の経済関係が急速に発展し、貿易総額は
2001年の10億USDから昨年の220億USDに増加した。2011年は2010年より
17％の増加となっている」と発表した。