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2012年12月13日

ODA、2013年は前年比9億USDのマイナス


外国政府のベトナムに対する2013年の支援総額は65億USDで
前年より9億USDの減少が見込まれている。


ベトナム計画投資省のVinh大臣によると、2013年は約23の国と
国際機関がベトナムへのODAを実施する。

日本政府のODAは26億USDで、インフラ整備、貧困削除、
気候変動等の分野において具体的な案件を中心に支援する。

また、韓国政府も今後の3年間、ベトナムに対して12億USDの
ODAを約束した。KOICA(韓国国際協力機関)は協力事業を
恒常的に行っている。

EUは2013年にベトナムに7億4,316万USDのODAを実施する。
ベトナムに対する2013年の支援金額はEU、アジア開発銀行、
国連、世界銀行を合わせて9.65億USDに達する。

各支援国と支援機関は計画実施の進行速度について懸念している。
その理由は各地方が対応資金を用意できず、自分たちの経済力を
きちんと見極めることなく中央政府の支援を待っているからだ。

さらに、計画の実現に必須となる土地の立ち退きが遅れており
ODA実施委員会の能力不足は否めない。

ベトナム政府に関しては、2013年の公的投資資金が大幅に
削減されるため、なおさら困難な状況になる。政府はODA実施の
スピードアップを図るため、国家予算から5兆VNDを準備した。

昨年のODA支援制約額は74億USDで前年の79億USDより減った。
計画投資省の報告によると、11ヶ月の実施額は35.6億USDで、
今年の計画を17%上回った。

計画投資省ODA高級顧問のDuong Duc Ung氏によると、ODAの
実施額は政府が抱える借金の76%を占めており、毎年返済額は
未公開だが、ベトナムには返済能力が充分あるとしている。

サイゴンエコノミックスタイムズ  2012年12月13日

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