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2011年01月21日

楽観性は世界で2番目のベトナム中小企業


ベトナム中小企業の楽観性は8ポイントの
減少となったが156ポイントに達しており、
世界で2番目の積極性を示している。


全世界で行われた中小企業の楽観性に関する
HSBCの調査結果では、今後6ヶ月における
営業開発展望に対する楽観的の考え比率が
発展市場で減ったものの、新たな発展途上
市場では引き続き増加している。

この調査は1年に2回行われ、6ヶ月間の
中小企業監察と経済発展展望に関する考えを
統計するものである。

今回の調査は過去最大規模のものであり、
アジア、アフリカ、中東諸国、ヨーロッパ、
北アメリカ、アフリカの21カ国6300社が
参加した。

発表されたばかりの結果によると、
調査対象となった発展国企業の4分の1は
今後の6ヶ月で経済発展が遅れてくるとの
考えを示したが、新発展国企業の43%は
今後経済が成長し続けると考えている。

ベトナムでは60%の企業が今後6ヶ月で
ベトナム経済の成長継続を考えている。
このうち半分は国際市場でビジネス活動に
参加しており、これは平均比率の29%を
かなり上回っている。ベトナム企業が主に
参加した分野は輸入(71%)、輸出(34%)、
商品のPR(10%)、情報提供、そして
カスタマーサービス(7%)である。

今後2年間の営業計画について、半分以上の
企業(42%)が営業活動の拡大や外国市場での
ビジネス活動維持の希望を明らかにしており、
また18%の企業が外国市場でビジネス展開を
実現したいと考えている一方で31%の企業は
他の国で営業活動を実行する計画がない。
82%が今後も営業活動を拡大する予定であり、
この割合は世界全体の返金比率の2倍である。
さらに、37%の企業が今後2年以内に外国の
市場に進出する計画を持っている。

外国市場への進出で一番関心の高い問題が
資金源(49%)と外貨の取引(48%)である。
その他、外国の課税政策の複雑性、外貨管理、
企業に対する規定、営業の経験ということも
ベトナム企業にとって大きな問題である。

外国市場での営業活動を拡大したい理由では
95%の企業が売上を伸ばしたい、新市場で
顧客を作りたいからだと答えている。

また、今後の6ヶ月でベトナム企業が最も
関心を寄せていることはインフレ(62%)、
経済成長の環境(52%)、そして資金源の
確保(52%)である。

同調査結果ではベトナム政府の金融政策、
パッケージ型の経済引上げ対策が経済成長に
対して積極的な役割を持つとしており、
53%の企業はこれらの政策が営業活動を
支えたと答えた。また、28%は内需の増加が
ベトナム経済成長を支えたと考えている。


Vneconomy.net  2011年1月21日

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