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2011年04月13日

EVN 原発開発用の人材育成に力


ロシアのRosatom原子力グループは、
ベトナム原子力発電所建設計画に参加している機関である。
この計画は両国が投資資金を折半で出資する予定となっている。


4月6日、ハノイ市では、
ベトナム電力会社(EVN)とベトナム教育訓練省の間で、
2020年国家原発開発計画実施のための、
人材養成に関する協力合意書が交わされた。

それによると、教育訓練省は毎年、
EVNや関係機関と協力し、
ロシア国家原子力研究学院(MEPHI)に、
原発分野の学部生、研究生(修士)を派遣するという。
人材養成経費は、全てロシアのRosatom原発会社
(ベトナム原子力発電所整備計画に50%を出資)
が負担する。

EVNは留学生に対し、
一人当たり月200USDの生活費を支給する。
卒業後は、原発整備計画の実施状況に合わせて、
適時、配属先を検討していくことになる。

署名式で、Bui Van Ga-教育訓練省次官は、
「Ninh Thuan第1原子力発電所は、
 2014年1月に起工、
 1号機完成は2020年、2号機完成は2021年の予定である。
 同第2原子力発電所は、2015年5月に起工、
 1号機完成は2021年、2号機完成は2022年を予定している。」と述べた。

これに合わせて、2020年までの、
原発開発計画第1段階では、大量の人材が必要となる。
それらは原発の管理と監査、建設、R&D、技術支援、
政府管理機関の担当や、放射線安全管理機関、
原発教育と管理、
それから原子力発電所の運搬・メンテナンス要員などである。

Ga次官によると、2004年以降現在までに、EVNは、
日本、韓国、フランス等の原発大国で、
短期養成プログラムに、合わせて172人を参加させてきたという。

EVNは現在、成績優良者、29人を、
学部生としてモスコエネルギー大学(MPEI)に派遣している。



CafeF.vn  2011年4月13日

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