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2012年03月26日

Bibica Lotte-Bibicaへの社名変更はおあずけ


菓子メーカーBibica株式会社は、Lotteとの最終交渉の段階で、
その社名をLotte-Bibica変更することをとり止めた。
そのためBibicaは自社名義ををそのまま維持できることになった。


Lotteは現在、Bibicaの株式38%を保有している。
そのため、社名をLotte-Bibicaに変更するよう要請を行っていたのだが、
Bibicaのその他の株主には、反対意見も多かった。
理由としては、「Bibica」という名前がベトナムには浸透しているということ、
しかも、Lotteが社名変更を強要する場合、
500万~700万USDをBibica側に支払う必要がある。

最終的には、Lotte側が今回の話を中止したいと言い、
名義変更は取りやめとなった。
Seok Hoon Yang-Bibica内のLotte代表者は、Lotteの意見として、
Bibicaのパートナー企業になることを希望していることを強調した。
一般の投資家とはもちろん異なるし、
Bibicaを育てて、ベトナムNo.1の菓子メーカーになって欲しいという願いも強い。
Lotteには財政力、技術、生産チェーンの強みがあり、
Bibicaには幅広い販売ネットワークがある。
そしてBibicaは、営業計画を実行するための資金を欲している。

Bibicaは、その前身をBien Hoa菓子会社といい、
国内で長年愛されてきた菓子会社として知られている。
Bibica は2001年12月、ホーチミン証券取引所に上場した。
Lotteとの協力関係は2007年から始まり、
LotteがBibica株式の30%(450万単位相当)を買収した。
その後、Lotteは追加でBibica株式を買収、
現在、Bibica株式の38%を保有している。
現在、Bibicaの会長と財務担当社長というポジションには、
Lotteの代表者が座っている。



サイゴンエコノミックスタイムズ  2012年3月26日

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