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2012年08月27日

ベトナム人はチューインガムがお好き


あるチューインガムの会社が、
ベトナム市場で年間1.5兆VNDを売上げている。
この業績は、低迷する経済状況にあって、夢の様な数字である。


ベトナムで工場整備

18年前、Phu Truong Quoc te株式会社(PTQT)は、
独占権を持ってベトナム市場でのアメリカWrigley ガムの販売を開始した。
これまでに、PTQTは5種類のチューインガムと
2種類の飴だけを販売してきた。
同社支配人-Hoang Van Minh氏によると、
2011年にベトナム市場で販売されている
各種チューインガムの売上は1.5兆VNDに達するという。

この売上を達成するため、
PTQTは販売ネットワークを中心に投資を行い、
ベトナム全国で70万店舗を開設、
2,000人の労働者と販売員を雇用している。
同社の店舗数は、ベトナム日用品販売分野で最多だ。

現在、Doublemint、Coolair、 Extra、Juicy Fruit等の
Wrigley チューインガムがフィリピンから輸入されており、
Long An省とBac Ninh省の工場で包装されている。
2013年には、Binh Duong省My Phuoc 3工業団地で
新規工場が稼動予定となっており、
フィリピンからの輸入に頼らない、自国生産体制が確立されることになる。
今後は逆に、ベトナムで作られた製品を他国に輸出することになる。

チューンガムは、ベトナムの街中どこででも売られている。
他国ではチューインガムは、
スーパーマーケット等で販売されるが、
ベトナムでは全体の70%の量が、従来のルートで販売されている。
チューンガムは1個当たり3,000VNDだが、
街中の小さな店舗でも、月50万VNDの売上は達しているという。

消費量は中国に次ぐ

この様に幅広い販売ネットワークを、
どうやって効果的に管理しているのか?

Minh氏によると、PTQTは一人の職員が
1エリア内にある400~700の店舗を管理しているのだという。
2011年、PTQTはベトナムで3,700万個のチューンガムを販売したが、
昨年から値上げされたため、
今年の売上は20%減と予測されている。
Minh氏は「チューインガムは日用品ではないため、
財政状況が悪化すれば、 買わないというのも当然である。
東南アジアの中で、ベトナムは最大のチューンガム消費市場であり、
インドネシア、フィリピン、
タイ等のベトナムより人口の多い国を上回るほどだ。
アジア全体で見ても、ベトナムは中国市場に次ぐほどだ。
(中国市場の規模はベトナムの10倍)

また、Wrigleyが成功した理由として、
早期にベトナム進出を果たしたこと、品質が良いこと、
幅広い販売ネットワークを有することなどが挙げられた。
これまでにPTQTは、
ベトナムチューインガム市場の、実に80%のシェアを占めている。
ベトナムでは、1975年以前に進出したことで、良く知られている。



InfoTV.net  2012年8月27日

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