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2012年10月18日

ベトナムの製薬業界を牛耳るのは誰だ?


ベトナムには数100の薬品会社が存在するが、年間の売上が
数千兆VNDを超える企業は少ない。


製薬業界の大手企業にはHau Giang薬品、Domesco、Imexpharm、
Traphaco、 Mekopha、 Pymepharco等があり、これらのほとんどが
上場している。

大手の薬品会社は Vinapham (ベトナム薬品公社)グループと
SCIC(ベトナム国有資金運営管理公社)グループの二つに分かれる。

Vinapharmは約20社を管理しており、その中で支配権を持つのは
CPC1 (第1中央薬品会社)、Codupha (第2中央薬品会社)、
25 Uphace (第25中央薬品会社)等である。

その他では Vinapharmが11%~30%を所有している。内訳は
Imexpharm、 Mekophar、OPC、Vidipha等の大企業であり、所有率が
高くないため、これらの会社に対するVinapharmの影響力は
さほど大きいものではない。

Vinapharmは二大薬品輸入会社のPhytopharma (第2中央薬剤会社) と
Vimedimex医薬品の大株主である。2011年はそれぞれの純売上が
9.250兆VNDと7.320兆VNDに達した。しかし、薬剤輸入会社は
売上が大きくても、資本金や利益は決して大きくない。

また、薬品生産の分野ではHau Giang薬品が最も大規模な会社だが、
売上は2.5兆VND程度だ。Domesco、Traphaco、Mekophar等も
約1兆VNDの売上となっている。

SCICグループの会社は独自に活動し、SCICはそれらの会社の社長や
会長に国有資金の代理人を委任している。

SCICグループで最も規模の大きな会社はHau Giang薬品、Domesc、
Traphaco、 Pymepharco、 Nam Ha Pharma、Pharimexcoである。
これらは地方の企業であり、民営化された後に国有資金の管理権限が
SCICに移行した。

Vinapharm グループ
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SCICグループ
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Vneconomy.vn 2012年10月18日

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