ブルーチップ ベトナム投資ニュース

同経済研究所はハノイ、ホーチミン、ハイフォンの各市で2,500社の
中小企業に対して調査を行った。

その結果、60％の企業が2011年に起きた国際経済危機の影響による
営業環境の悪化がまだ続いていることが判明。この数値は2009年の
17％を大きく上回っている。

南部にある企業のうち71%が2011年は、さらに困難な状況になったと
回答した。調査結果によると、39％の企業が資金貸付で困窮しており、
90％の企業が銀行等の資金源を得る機会に恵まれないため、資金源を
銀行以外に求めている現状がある。銀行以外からの借金は投資総額の
約9％程度ながら、各企業で財政計画の一部として常に存在している。

一方、製品の改善に乗り出している企業は減少傾向にある。国内市場が
中小企業の主な市場となっている現在の状況では、マーケットシェアの
掌握に製品の改善は非常に重要なものとなる。