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2009年04月13日

禁止にも関わらず続く証券会社の金取引所開設


最近、設備と人材の有効利用を目的として、
多くの証券会社が銀行と連携し、
金の取引所を設置している。
現在、ベトナム全国で
10カ所の金取引場が開設されている。
それらの取引所では、
証券会社全102社中40社が
金取引に参加している。
このように、銀行との連携による取引代理店業務は
経費負担が少ない上に、
数多くの投資家を呼び込むことができ、
多くの証券会社に注目されている。


ただ、ここで発生する問題は、
現在、金の取引活動に対する、
政府管理機関の明確な規定がないことである。
2008年中旬、
国家銀行はACB銀行の金取引センターを調査、
金取引所の活動規定の作成委員会を立ち上げた。
ただし、現時点まで、
金取引活動に関する規定は一つも発行されていない。

金取引活動を行う証券会社の管理について、
2009年3月20日、国家証券委員会は
書簡No. 405/UBCK-QLKDで、
各証券会社に対し、
2009年3月27日までに、
金取引所の開設についての報告を求めた。
また、金取引場をまだ開設していない証券会社は
具体的なガイドラインが発行されるまで
金取引活動を行うことができないとしている。

だが、2009年3月20日以降、
商工銀行証券有限会社が金取引所を開設したが、
それに対する国家証券委員会の反応はまだない。

現在、営業登記証明書で、
金取引に関して記載された証券会社はまだない。
これは、証券会社の営業登録に
金取引が含まれていないことを意味するが、
金取引代理店となり活動することは
法に抵触する活動であるかといった点も注目される。
議定No. 06/2008/NĐ-CP第1条10項によると、
商活動で違反した場合、
100万~300万VNDの罰金が科せられるが、
今まで処罰を受けた証券会社はまだない。

そのほかの問題として、証券法が有効となるまで、
証券会社は計画投資局より設立許可を発行された後、
国家証券委員会に証券活動業務を申請するが、
証券法が有効になった後は、
国家証券委員会が証券会社に対して
設立・活動許可を発行する。
従って、営業分野を追加する場合は
証券会社がどのように申請するのかといった点について
現時点では誰も回答できない状況である。



Vneconomy.net  2009年4月13日

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