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2009年09月08日

投資制限30% ベトナムへの間接投資を阻害


現在、ベトナムへの外国投資ファンドの間接投資資金は
ファンド資金全体の0.05%しか占めていない。


間接投資資金が一番多く導入されている市場は証券市場であるが、
2007年に約50億ドルしか調達できない。
中国市場が4800億ドル、フィリピンが800億ドル、
タイが1100億ドルを調達できた。

外国間接投資が積極的に導入されていない理由は、
必要な法律のインフラ整備がまだ不充実であることにある。

投資法、企業法、証券法等の規定は何度も修正されたが、
間接投資に対する手続きはまだ不透明であり、不十分である。

投資法、企業法はベトナム企業における
外国投資家に対する一部の投資の制限を除外しているが、
一部の営業分野に対する制限がある。
その一部の営業分野がまだ発表されていない。

外国投資家に対する投資制限の30%は
ベトナムへの外国間接投資を阻害している。

上記の規定により、外国投資家は
少数の株式会社にしか投資できない。

ベトナム企業は殆ど国の企業と比べて規模が小さいので、
実際、投資家に対する投資制限の資金が小さく、
外国の投資品目の基準に合わない。

また、民営化した国営企業における国有率が依然高く、
平均40%~51%であるため、外国投資家は
企業の経営方式に対して基本的に影響を与えていない。
特に企業が困難に陥っている時や、
業績が好ましくない時も、外国投資家は手をつけられない。

これは投資のリスクであり、
企業の株式の流動性が低くなる原因である。
さらに、所有率が低く、投資規模が小さいことにより、
ベトナム企業は外国戦略投資家になかなか注目されていない。

ベトナム国内のインフレが高く、国際金融危機が起こる背景において、
ベトナムへの外国間接投資が減るという危機に直面している。
外国投資家がベトナム証券市場に対してあまり注目しておらず、
連続的に国債を売りに出している。

ベトナム証券市場は長年、外国間接投資にとって
リスクの高い市場と評価されている。

世界銀行の予想によると、2009年に
ベトナムの経済成長が4.1%に達するので、
ベトナムが引き続き急速に経済発展する国であり、
経済発展のための投資資金に対する需要はまだ高い。

財務省の報告によると、2010年までベトナムは
投資開発資金として依然1500億ドルを必要とする。
その中の30%は外国から調達する必要がある。

専門家によると、間接投資がより大きく安定的に導入されるため、
ベトナムはアジア地域の他の国と同様に
外国投資家の所有率を拡大することを検討するべきで、
特に銀行分野における所有率が重要となっている。

ベトナムは外国投資家が投資の禁止分野、
外国投資の制限分野、外国投資家の調達可能分野のリスクを
発表するべきである。

ベトナムは同時に国営企業の民営化を促進しなくてはならず、
証券市場の透明性を改善し、マクロ経済環境を安定させ、
外国間接投資を促進するために外国投資ファンドに対する
長期的な活動に対する優遇政策を適用するべきである。



ベトナム通信社  2009年9月7日

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