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2010年02月09日

ベトナム債券市場の発展潜在力及び統合能力


ベトナムは「地域内のクレジット保証規則及び投資」の
設立イニシアティブに対して支援する。
このファンドは5億USDの規模である。


アジア債券市場開発イニシアティヴ(ABMI)は2003年に発想され、
アジア各国の債券市場を開発すると共に、
発行機関と投資家が接しやすいアジア債券市場を目指している。
アセアン+3の財務大臣は2003年にABMIイニシアティヴを批准して以来、
アジア地域の債券市場は発行機関の規模がかなり拡大され、
発行機関も多様化になっている。

現地貨幣債券が多くの機関を通じて発行され、
外国財政機関と国際経済機関も参加する。
その他、アセアン+3の各国も債券の発行規則
及び社債発行手続きについて合意した。


ベトナム債券市場とアジア債券市場への統合

ベトナム債券市場はまだ開発の初期段階である。
アジア地域の他の国の債券市場と比較しても、
ベトナム債券市場の規模はまだ小さく、
現在の債券市場の規模はGDPの17%。
タイが58%、マレーシア82%、シンガポール74%、中国は53%である。

ただ、中国とベトナムの債券市場は、2008年に最も発展した市場と評価された。
ベトナム債券市場は2009年第4四半期に最高の成長率に達した。

ベトナム債券市場は、政府国債と企業社債の分野で発展した。
国債は債券市場の要であるが、企業社債はまだ開発されていない。
債券市場の開発に関わるハノイ証券取引所が
債券専用市場の運営により大きな役割を担った。

市場の法律的な整備について、IOSCOの債券市場管理規則の適用に関する
必要な規定がまだ不足している。
債券市場設立イニシアティブへの参加も研究、格別の比較の段階で終わり、
「アジア債券基準」の合意や、国際基準に基づいた会計及び会計検査規格の
適用を促進するなどの、具体的な適用体制がまだない。

ベトナム政府は引き続きベトナム国債及び社債の発行活動に関する法律面を
充実させている。例えば、発行債券数を増加し、
割引及び再割引政策を通じて債券の流動性を改善、
オープン市場の業務を開発、債券の担保、債券の種類を多様化する。

国債市場のインフラ整備: ベトナムでは信用性評価専門会社がまだない。
また、この様な企業設立に関する法律面も、まだ整備されていない。
証券保全センター(VSD)は、主に上場証券を扱う、集中的な証券保全機関として
活動している。

2008年6月から国債がハノイ証券取引所で取引されたため、
ベトナムドンで発行された債券の取引環境が整備された。
初期にはハノイ証券取引所に上場している債券は相対取引で売買され、
債券の取引が証券の取引システムで行われた。

2009年9月24日、ハノイ証券取引所は債券専用取引システムを導入し、
証券とは別に取引されたため、債券市場が全面的に開発できる環境が備った。
これはベトナム債券市場のインフラ整備を充実するための重要なステップであった。



Vneconomy.net 2010年2月8日

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