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2010年06月25日

外国投資ファンド 活動方式の転換進む


ベトナム金融市場の変動によって、
Dragon Capitalを含む機関投資家は、
今後の投資方式を変えざるを得ない岐路に立たされている。


2010年も半分が過ぎ、年初に発表されていた、
小規模の機関投資家の方針が正しかったことが証明された。
それは「有価証券ではなく、潜在力の高い中小企業に集中して投資すべき」
と言う方針である。
2010年後半は、大規模機関投資家から
驚きの業績が明らかになることが期待される。

Dragon Capitalは、1994年、資本金1,600万USDで設立された。
スタート時の社員はわずか8名だったが、
現在までに同社は、14億USD以上の投資資金と
100人の社員を管理するまでに成長している。

Dragon Capitalは、Masan Groupに
Nui Phao計画の採掘権利を譲渡し、
同時に予備ファンド用の証券を再購入している。
この機関投資家の投資効果に対しては、疑惑の声も少なくない。

Phan Minh Tuan-Dragon Capital副社長は、
ベトナムが中長期の魅力的な投資先であると評価しており、
ベトナムから投資資金を換金する計画がないが、投資方式を変えてきている。

この変更についてDragon Capitalは、
長期間外国投資家としてベトナム市場を見てきたが、
今後は、ベトナム市場に対する見方を変え、
適切な投資周期を確定させていく、との意見を示した。

今後、Dragon Capitalが注目する分野は不動産である。
投資対象は潜在力の高い不動産会社や不動産案件となる。

投資品目を改善するため、
Dragon Capitalはこの10年で、保有したSTBの株式の一部を売却、
不動産投資品目を拡大するとの決定を下した。
Sai Gon不動産株式会社(Sacomreal) は、
Dragon Capitalが注目している不動産会社の一つだ。

計画によると、Dragon Capitalが管理している各ファンドは、
Sacomrealの株式の約7.5%にあたるという。
また、同社は長期的に潜在力のある未上場会社にも注目しているという。

これらの活動の後、Dragon Capitalは上場会社から投資資金を換金するだろうか?
そうではないだろう。

Tuan氏によると、
予備ファンド用の株式を購入する前に、
Dragon Capitalは適当な現金を用意しているという。

他分野への投資についてDragon Capitalは、
ベトナムへの投資資金が新たに調達できると期待している。
現在、Dragon Capitalは二つの新ファンドを立ち上げており、
それぞれの規模は約5,000万USD、
それらは2010年第3四半期までに調達完了させる予定である。

Dragon Capitalは柔軟に投資している。
例えば、同社はVinaconexへの上場前に投資したが、
上場後、投資資金は全て換金した。
換金した資金はVCGに投資した。
VCGの業績がVinaconexより良いと評価されたのだ。

一方、機関投資家としては VinaCapitalもある。
この機関投資家は短期投資に注目しており、
余り高く評価はされなかったが、
ベトナム市場にとってはきわめて有効に活動している(現時点まで)。

2~3年前にVinaCapitalのVOFファンドの投資品目の中で、
上場証券の割合は非常に低かった。
しかし今はかなり変わってきている。

6月上旬までのVOFの投資品目は、
資金と資金に相当する資産が純資産(NAV)の12.2%、
債権がNAVの0.6%、外国での投資資産がNAVの4.8%、
公衆会社になる前の会社への投資がNAVの6%、
OTC株式への投資がNAVの11.6%、
上場株への投資がNAVの36.6%、
不動産への投資が28.2%。

VinaCapitalは早期に潜在力のある企業に注目し、
会社の株式を購入し上場時に一部の利益あげている。
また、以前には一部資金をトレーディング資金として利用されている。

ベトナムの各投資ファンドも柔軟に活動している。
FPT Capital は年初にOGC株式を購入、
同株式は上場時に3倍に上昇した。
FPT Capitalは2銘柄への投資で大きな利益を得ている。

Dang Luu Dung-FPT Capital社長によると、
現在、このファンドは1.6兆VNDの投資資金を管理している。
そのうち、ベトナム投資家の委託資金は3.5兆VNDである。

FPT Capitalの投資対象は、主に上場見通しの明るい民間企業だ。
現在、FPT Capitalの投資品目の中で、未上場会社は20社ある。
その他、特定資金が毎週、毎日のトレーディングに利用されている。

ベトナム市場の投資について、Tuan氏は
「急速発展しているベトナム市場では、
現状を良く理解し、柔軟に投資することが重要である。」と述べた。

外国機関投資家にとっては、現地の有能な人材を雇用することが重要になってくる。
そうすると、ベトナム市場の急速な変動に対し、
コントロールができるようになるのだ。

VinaCapitaは、2010年後半、ベトナム市場が
PERの12倍魅力的になると予測している。
財政サービス、消費商品、運搬等の分野が
2010年第2四半期に急速回復すると予測している。

その他、流動性も今年後半には改善され、
資金貸出の成長率が回復すると共に、
GDP成長率も7%以上に達すると期待されている。
アジア地域の他の証券市場と比べても、
ベトナム証券のPERは15%低く、
多くの投資家が貸出金利の値下げを待っている。



証券投資紙  2010年6月25日

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