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2010年11月12日

損失大きい外国投資ファンド


証券市場の暴落で2009年以降現在までに、
多くの外国投資ファンドが多大な損失を被っている。


11月12日から、PVIの戦略株主、
Funderburk Lighthouse Limitedは
100万単位のPVI株式を売却予定である。
戦略株主として同社は、
2,020万単位のPVI株式を株価40,000VNDで購入、
保有した4ヶ月後に、約60%(4,810億VND相当)の損失を出した。

Funderburk Lighthouseファンドは、
2010年7月上旬、個別発行時にPVIの戦略株主となった。
所有率は12.65%で、
このファンドはベトナム石油グループ(52.06)に次いで、
PVIの第2株主となり、
石油財政株式会社(所有率10.17%)を追い越した。

Funderburk Lighthouseは、
11月12日から2011年1月11日までで、
同時に100万単位のPVI株式の売却と購入を申請した。
こうしたやり方は珍しいものではない。
年初から多くの機関投資家が、
損失改善のため、一つの株式を同時に売買しているのだ。

「投資品目の再構成」は、多目的のトレーディング活動を示す。
企業と長期的に付き合いたい場合は、
主導的に株式を売買し、購入株価を減らすのだ。

市場が下落する際は、投資家は大量に売却するが、購入はしない。
こうした取引は、赤字を削減するための動きである。

実際、2009年から現在までの証券市場の変動によって、
多くの投資ファンドが大きく赤字となった。

2006年10月にFPTに投資した外国戦略投資家の話は記憶に新しい。
Intelグループの投資ファンドである
Texas Pacific Group (TPG)とIntel Capitalは、
FPTに10%投資していた。
FPTは、外国機関投資家のブランド力を得るとともに、
3,650万USDを調達することになった。
それはその時点では一般的なやり方であった。

外国投資ファンドのアイデアか、企業がお人好しだったのか、
この2つの外国ファンドは、FPTの戦略投資家となった。
当時、FPTに対する信用は非常に高まり、
FPTの株価は急上昇した。
しかし、投資条件は、上場時点からの保有期間が
6ヶ月しかなかったため、
この2つの外国投資家は直ぐに株式を譲渡している。

FPT株価は2007年2月の440,000VNDから
2007年末には20万VNDにまで下落している。
2008年のFPTの株価が約4万VNDに下落したのは、
経済危機の影響もあるが、
ともかく外国投資ファンドは、
短期間で想像もできない利益を得た。

ただ、全体を見ると、FPTの件は特別である。
早期に導入してOTC市場に投資したファンドは
安く投資することができたが、
新規参入したファンドの殆どが大きな赤字となった。

上場ファンドの純資産(NAV)もこうした状況を表している。

11月8日にMAFPF1のNAVは6,500VND、年初から7%下落した。
しかしこの下落は、VN-Index(13.6%下落)にくらべれば
まだマシと言える。

ただ、このNAVは、長期的に見れば失敗が勝っている、と言える。
MAFPF1のNAVが3,900VNDしかなく、
バイクの駐車料と余り変わらない。

PRUBF1のNAVも11月4日に1単位8,355VNDに落ち、
年初からは6%以上を下落した。
現在、PRUBF1は4,900VNDで取引されている。

上場の歴史が最も古いVFMVF1も、
11月4日にNAVが1単位21,619VNDに、年初からは約10%下落した。
このファンドは現在1単位10,300VNDで取引されている。

ベトナム証券市場で最も活発に活動している投資ファンド、VFAは、
ハイテク分野を中心に投資する方針を掲げている。
このファンドは11月4日にNAVが1単位8,875VNDに、
上場の時点から7%近く下落している。
実際、上場直後(2010年7月9日)、
このファンドのNAVは1単位9,423VNDにまで落ち込んだ。

このように、証券市場は依然非常に厳しい状況が続いている。



Vneconomy.net 2010年11月12日

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