ブルーチップ ベトナム投資ニュース

アジア開発銀行 (ADB)によると、
新発展の東アジア諸国の企業の社債発行が流行しているため、
同地域の債券市場の規模が5兆USDに拡大した。

アジア債券調査機関 (Asia Bond Monitor)の
最新版（ADBの四半期ごとの印刷物）によると、
9月末まで1兆5560億USDの社債がまだ清算されておらず、
昨年より23.8％増、6月末より5.7％増となった（VNDの価値で計算）。

ベトナムでは社債市場の発展が最も早く成長する市場である。
社債市場は前年同期より51.9％成長し、
国債市場の成長率の25.5％より高い。

ただ、社債市場と国債市場の成長の理由は、
今年の第3四半期に決済期限になった債券数が、
前年同期より少ないことにある。
前年同期と比べて、今年の第3四半期の社債発行の価値は
68％減ったが、国債発行の価値は43.6％減となった。

ベトナムの債券市場はアジア地域で最も小さいが、
9月末までに清算されていない債券の価値が
150億USDに達し、その内の140億USDが国債である。

新発展の東アジア地域で、現地の通貨で発行された国債が、
3兆5500億USDに達し、前年同期より14.6％増加、
前四半期より1.9％増加した。成長率は徐々に減っており、
多くの国がパッケージ型の財政支援を削減し、
数カ国の中央銀行が社債・国債の発行の影響を減らす方法を選んだ。
新発展の東アジア諸国は、中国、香港、インドネシア、
マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムを含む。

ADBによると、社債市場が最も早く発展した。
9月末までに、中国とインドネシアの社債市場が
前四半期より10.9％成長。シンガポール市場も7.1％成長した。

中国社債市場の成長は、中長期の借金の拡大化状況、
商業手形、国営企業の社債発行活動の回復を現した。