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2011年10月03日

VietcombankとMizuho、 2銀行の相互利益とは


日本は、Vietcombankを、メコン小域で急速に発展している
新興国のなかでも上位銀行として評価している。


先週末、ベトナム貿易銀行株式会社 (Vietcombank) は、
Muzuho銀行有限会社(MHCB)と、
Vietcombank資本金の15%相当となる株式の売買契約を締結した。

具体的には MHCBが、Vietcombankの新発行株式のうち、
34,760万単位の株式を1株34,000VNDで購入し、
Vietcombankの取締役会に一人を派遣することとなった。
Vietcombankによると、これによりMHCBは
Vietcombankの唯一の戦略パートナーとなる。

上記取引は、政府管理機関の認可を得る必要があり、
送金は2012年第1四半期に完了予定である。
この取引はMizuhoにとって、ベトナム最初の投資案件であり、
東南アジアで最大の取引案件となる。

Vietcombankは1962年に設立、ベトナムの大手銀行であり、
総資産は、2011年6月30日までで約344.2兆VND(165億USD相当)、
2011年9月28日までの時価総額は55兆VND(26億USD相当)である。

同行は、ベトナムで最高の利益を達した銀行でもある。
2010年12月31日まででVietcombankの税引後利益は、
4.2兆VND(20,300万USD相当)を達した。

MHCBも日本最大の財政グループである。
21世紀の頭、一時期MHCBの総資産は、世界一大きいと評価された。
MIZUHO銀行の親会社がMHCBの財政グループである。
MHCB財政グループの総資産は、
2011年6月までで156.5兆円。

日本とベトナム関係は緊密になりつつあるが、
特に顕著なのは貿易と投資の面である。
この2カ国の最大手銀行2社の提携は、それぞれの国にとっても、
重要な役割を持つ。
ベトナムではMHCBの顧客が徐々に増加しており、
逆に、日本ではVietcombankの顧客も増えている。

今回の投資に関してMizuho銀行のプレスリリースでは、
日越関係について、これから長期に渡って
両国の貿易・直接投資を緊密に行っていくことを強調した。

この二大銀行の提携は、MHFG財政グループとVietcombankグループの
協力関係を高めることになる。
両社の協力内容は企業の財政分野、投資銀行、
小売の財政分野だけに制限されない。

MHCBはすでにハノイ市とホーチミン市で支店を開設している。
この協力関係はベトナムにおけるMHCBの営業活動の開発を支え、
Vietcombankのネットワークを通じて
MHCBの顧客に情報を提供することができるようになる。

両社の営業協力内容について、会社の取引、投資銀行、
証券取引、銀行の連携で資金貸出、投資案件に対する財政支援の他、
貿易活動に対する支援等のことが含まれる。
これらの活動はMHCB、Mizuho Bank.、Ltd、
Mizuho Securities Co.,Ltdの3社の専門能力で展開される。

上記の3社は製品、内部リスクの管理、
内部監査等の分野の人材育成を通じて
技術的支援も供給していく予定。



CafeF.vn  2011年10月3日

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