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2012年02月23日

ベトナム経済、2012年はまだ我慢の時期


2月20日午前発表のベトナム経済全般に関する報告書で、
HSBCはベトナムの経済が全体的に好転の兆しを見せているが、
もう少し「我慢する」必要があると分析した。


同報告書はインフレ上昇率が徐々に落ち着いて2012年末には
10%以下に抑えられることを強調した。これから年末にかけては
金利の下がる機会が来ると共に、輸入のニーズが減って為替レートが
国家銀行の管理能力範囲内でコントロールできる。
この影響でVNDが2012年に安定し、経済成長は輸出額と消費減少で
前年より少し遅れる。

HSBCによると、ベトナムのマクロ経済は2011年の初めと比較して
かなり安定している。1月のインフレが前年の同期より下降して
17.3%になったが、2012年末で10%以下まで抑制されることに
大きな期待が寄せられている。

ただ、多くの投資家と国民はまだ慎重になっているため、HSBCは
国内需要や輸出額が2012年に多少減ると予測している。

2011年はインフレが急激に上昇しため、ベトナム国民と外国投資家は
まだ安心していない。価格は徐々に下がるため、インフレも下降すると
予測されるが、どの程度で推移するかが懸念されている。

ベトナムの輸出入額は今年中に減少すると予想されている。
理由は世界全体が経済衰退の影響を受け、ベトナム国外のニーズが
減っていることであり、国内の輸入のニーズも増加していない。

輸出価格低下の影響でベトナムの主な輸出商品の価値は
2011年の34.2%から2012年同期の24.0%に減っている。同様に
輸入商品の価値も2011年の25.9%から2012年の22.0%に減った。

2011年にはVNDが大幅に下落してインフレが上昇したため、
ベトナム政府は様々な対策を実施した。
HSBCは2012年がベトナム経済にとって安定的な年と考えており、
今年の貿易赤字は101億USDに抑えられるとしている。
(2011年の貿易赤字は98億USD)

また、HSBCは2012年のベトナム経済成長率が5.7%になると
予測している。

CafeF.vn  2012年2月23日

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