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2011年10月06日

日本への派遣時=研修生、帰国後=CEO


日本は大量のベトナム人を受け入れている国ではないが、労働者に対して
良好な専門的な知識と就職時の態度が養成できると評価されている。


そのため、3年間の研修を経験した多くのベトナム労働者が帰国した後にベトナムで
は日系企業が置く支店の社長等のポジションに就いている。

IM Japan(日本国際人材開発協会)の統計によれば、インドネシアでは日本での
研修期間を終えた3万人の労働者のうち1,500人が500人以上の社員を保有する会社の
専務取締役になった。

この数字はベトナムではまだまだ低く、帰国した200人のうち日系企業のベトナム支店で
社長として働いているのは二人だけである。

だが、IM Japanベトナム駐在事務所のMasumi Higuma所長は、この数字がこれから増えると
確信している。日本の研修生受け入れプログラムは質の高い人材を養成するものである。
ベトナムの労働者が日本を訪れる目的はお金を稼ぐことだけではなく、専門知識を高めて
経験を身につけることが最も重要と認識するべきである。

Ben Tre省Ba Tri郡出身のLe Van Tien氏はホーチミン市のCao Thang技術高等専門学校
機械製造専攻を卒業した。彼は2007年にIM Japanの派遣プログラムで日本を訪れた。
日本では金属枠を加工するIkeda Watanabe Kakinumaのチェーンを管理した。研修期間の
3年が終了して2010年に帰国した後、Tien氏はIkeda Watanabe Kakinumaベトナム支社の
専務として採用された。

Tien氏は日本語が2級のレベルだが、会話能力は日本人とほとんど変わらないと評価された。

Tien氏によると、日本に来たばかりの頃は片言の一般会話しか話すことができなかったが、
100%日本人の職場で働いたため、自分が頑張って日本語を勉強しなくてはならない。
時間が空いたら本を読んだり、インターネットで情報を検索したりした。だが、Tien氏は
主に実務の中で日本語を勉強した。

Tien氏にとって最も嬉しいことは、専門知識だけではなく就業時の態度、仕事に対しての
責任感である。

現在、Tien氏はBinh Duong省ベトナム・シンガポール工業団地における4,000平米の
金属枠加工工場の工事を管理している。

この他、Ben Tre省出身で1986年生まれのDo Phuong Huy氏が日本に研修生として派遣され、
帰国後にCEOになっている。

2011年初頭、Huy氏は帰国した後にVtop ベトナム有限会社の専務に就任した。この会社は
株式会社Vtop Japanの子会社で、Long An省Long Cang郡Long Dinh工業団地にあり、
プラスチック製品の生産を行っている。

Huy氏は大学を卒業していないが、日系企業の就職現場で多くの経験を身に付けたため、
ベトナムで企業を運営できる自信があるという。日本でHuy氏はプラスチック製品の
枠加工作業を担当したが、ロボット、プラスチック製品加工機材等の研修にも参加し、
日本人の企業運営を学んだ。

Vneconomy.net  2011年10月6日

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