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2008年11月29日

2008年 企業 配当金をめぐる実態


配当金の支払のため、財産を売却し、借金する企業が見受けられる。

合理的な配当金政策
事業成績が黒字の際、税引後利益の使い道は主に2つある。
まず配当金の支払い用に充当、そして事業生産への投資、である。
問題は配当金と投資、どちらを優先するかである。

Kim Eng証券株式会社の場合
配当金支払いは、会社の現金状況、投資環境、株主の構造、借金の状況等により決定される。
各上場企業が現金を充分に用意する必要がある。
配当金支払い情報は会社の積極的な発展展望に関するメッセージを送り、
株主の期待に対応するので、最終的に借金が大きくなり、
財政経費の負担がもっと重くなる会社が少なくはない。

収益は高いが、活動が不安定である会社の配当金は
恒常的に安定した収益を得る会社より低い。
各会社が再投資のために利益の大分を確保するのである。

現金で多額の配当金を支払うことは生産規模の大きい投資案件を有しないことを現す。
2009年1月1日より証券営業活動に対する課税が有力になることも関連している。

Vincom証券分析部の最新報告書では、
上場会社の配当金の支払い傾向に関する懸念の声を現わしている。
現在、金融市場は不安定のため、中短期の資金調達は容易ではないが、
各企業が高い配当金を現金で支払うことが今後の生産営業活動に大きく影響を与えるだろうとも
述べている。

各企業の第3四半期の会計報告書によると、
借金/主資金の割合が150%以上であるが、2008年の高い配当金を現金で支払う。
これらの会社は自分の事業活動に対する資金を必要する時に
経費の高い借金を使うため、企業の安定的な利益に影響を与える。

Vincom証券株式会社分析部によると、
公表した配当金を支払うために各会社が財産を売却、借金を使用する可能性がある。

現金で配当金を受領することはお金を上のポケットから下のポケットに移ることと同様である。
ただ、このようなことは企業の活動及び財政のリスクを高める。

Phu Thinh-Nha Be繊維株式会社 (NPS) は
急に2008年の配当金(40%)を現金で支払うことを発表。
この発表後、NPS株式は11月25日より8回連続上昇した。

Binh Dinh鉱山株式会社 (BMC)は11月19日に2008年第2回目の配当金を現金で精算後、
11月28日に2008年第3回目の配当金(10%)を支払うために
株主名簿に登録することを発表し、2008年の配当金の現金で支払う割合を30%に上げた。

ACB商業銀行株式会社 (ACB)は
第1回目の配当金(25%)を現金で精算後、第2回目の配当金(15%)を引き続き現金で支払う予定。


ゴム分野と水産分野の株式の配当金が高いが、
この二つの分野が2009年の生産営業状況が良くないと予想される。

Tay Ninhゴム株式会社 (TRC)    2008年第1回目配当金25%支払発表。
Cuu Long An Giang水産輸出入株式会社 (ACL)  
                      配当金35%を2回で支払った。
                      引き続き配当金25%支払い予定。
Ben Tre輸出入株式会社 (ABT)   第3回目配当金10%支払い予定(12月25日)
                      2008年中に配当金40%を支払うことになる。
Containeベトナム株式会社(VSC)  2008年配当金50%で支払うことについて株主に意見を求める。

2008年も残りの1ヶ月、この期間内に配当金を現金で支払うのはよく見られるケースである。


Vneconomy.net 2008年11月28日


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