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2010年03月15日

Vietnam Airlines 格安航空合弁会社設立を反対


ベトナム国家航空会社 (Vietnam Airlines)は、首相に
Vietjet AirへのAirAsiaの投資案件の不許可を要請した。


Vietnam Airlinesは Air AsiaがVietjet Airlinesに30%出資すると、
航空運搬市場が混乱することを懸念している。
政府に対するVietnam Airlinesの要請は、
Vietjet AirがマレーシアのAirAsia格安航空会社に
30%の株式譲渡を発表した2週間後に出された。

Vietnam Airlinesは同要請書の中で、
Air AsiaがVietjet Airに投資することはベトナム市場にとって
大きな影響を与える、とした。
AirAsiaはオーストラリアのJestarと協力し、
アジア・太平洋地域で格安航空会社連盟を設立。
アジア地域でネットワークを拡大する計画がある。

Vietnam Airlinesによると、Vietjet Airの30%の株式を保有するAir Asiaは、
合弁会社の取締役会に参加することができると共に、
法律の穴を利用し、自らの意見を通すことができる取締役会の決定を通じて、
同社を運営していく可能性が高い。

上記の分析により、Vietnam Airlinesは、数十億USDの
ベトナム航空市場及び国内運搬安全を、厳しく管理する必要があると建議。
一方、ベトナム航空運搬会社への外国航空会社の
出資率を補足する方向で政府議定No.76/2007を修正することを要請した。

Nguyen Duc Tam-Vietjet Air社長は、Vietjet Airが独立法人であり、
自主権を有するため、AirAsiaに30%の株式を譲ることは
ベトナム法律に適合している、と述べた。

同社長によると、AirAsiaは30%の出資率により、Vietjet Airの
株主としての役割しか持たず、他の株主同様、平等的な権利しか有していない。
Vietjet Airの営業戦略は全て取締役会により多数原則で決定される。
そのため、Vietjet Airが引き続き名義を維持し、
ベトナム法律に基づいて活動することになる。

Vietjet Air によると、現在、5月に最初の便が出航できるよう、
様々な準備を行っている。Tam社長は「Jestar Pacific格安商標の
様々な経験を学ぶことができた。Vietjet Airの観点は
ベトナム法律に違反しないことしか実行しない」とした。

実際、商標関係の問題を除いて、Jestar Pacific Airlinesが
ベトナム航空市場の改善に大きく貢献した。
航空券も安くなり、Jestar Pacificが片道で15,000VNDの運賃を
適用した時もあった。

2008年5月に活動開始した時、Ha Dung音楽家のIndochina Airlinesは
顧客に対して無料サービスを提供するプログラムを実施した。
このサービスを受けた人々には深い印象を残したが、
同社は資金力や社債問題に直面している。

Vietnam Airlinesは自らブランドの航空会社と発表しているが、
Jetstar PacificとIndochina Airlinesの設立により、競争圧力を感じていた。
そのため、Vietnam Airlinesはここ最近、連続して国内便と国際便の
プロモーション活動を行っている。

Indochina Airlinesの失敗を通じ、Vietjet Airはベトナム航空市場で
長期的に存在、発展するために強い財政力を有する必要がある。
また、Jestar Pacificのビジネスが、この3年間に非常に困難であった状況も、
Vietjet Airが学ぶべきところである。



Vneconomy.net 2010年3月15日

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