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2009年03月23日

日系企業で働く


~日本の会社の良い所~

命令系統が明確

ベトナムでは同期の昇格に対し反発したり、役職よりも年齢や経験が優先されたりする。
しかし日本の会社は、年齢ではなく、実力が評価され、上司は上司、部下は部下という関係が大切。
上司の指示に部下は従う。部下に不満がないわけではないが、
仕事の流れも明確だし、迷ったり、争うこともすくない。仕事がスムーズに進む。

法律厳守

裁判が怖いから、法律を守るのではない。元々、日本人は法律を守る文化なのだと思う。
だからベトナムに来てからも自然に法律に従う。
ベトナムで経営すると言うことは、ベトナムの法律を守らないといけないという、
正しい認識と方法をもって進出している。

良好な労働環境

従業員に対してのポリシーの話ではなく、一般的な条件の話。
時々、1週間とか酷いときは一ヶ月も前に入社したのに、
座る場所も無い(前の人の所に椅子を1個追加するとか)、パソコンも無い、
仕事の内容説明してくれる人もいない、というのは良くある。とてもがっかりすることだ。
しかし日本の会社は、直ぐ仕事がスタートできるような良い環境を整える。
会社全体の説明の人もいるし、仕事を説明する人もいる。

~学んだこと~

時間厳守
ベトナムでは時間にややルーズ。アポイントの時間に遅れても、それが普通。
皆そうしているから、いけないことだと思わないので詫びることもない。
ただ日本人と会って、いつも約束時間の5分以上前に来るのが普通なことに驚いた。
毎日、そういう人達に囲まれて自分だけ遅刻することが恥ずかくなった。
時間守ることの大切さを学び、時間を守るようになった。

結論から言う

ベトナム人はだいたい、長い説明をしてから結論を言う。
時々、結論が出ないで、話しただけで終わることもある。それは聞いている人が迷惑するパターン。
仕事の話は、結論が一番重要で、それを言うことが大切。説明はその次。
報・連・相の順番や大切さを学んだ。

反省する

悪い結果が出た時、ベトナム人は普通言い訳をする。自分のせいだと言わない。
そうすると、失敗の原因は何だったのか、本当のことが解らないのでなかなか解決出来ない。
日本の会社では、たくさんの反省する日本人と会った。
正直に反省するので対応がすぐに出来るし、解決が楽になる。失敗を責め立てない文化がある。

~おんなじだな、と思ったこと~

仕事を始めるときの気持ち

学校を卒業後、就職したばかりの人は「仕事出来るかな。上司を満足させられるかな」と
いうことで皆心配している。それを知って、上司はやさしいし指導してくれる。
仕事を始める時の緊張する気持ちはベトナムでも同じ。上司はそれをわかってくれている。


仕事と学校の違い

新卒の人は学校に通ったという体験だけ。好き-嫌いで学校へ行ったり、勉強したりした。
その続きで入社する。だから当然会社と合わない。
会社は学校ではないので皆一生懸命に、真面目に働く。
学生の時の気分をやめて、真面目に仕事に取り組まなければいけない。
大変だけど、ベトナムの学生も働くということはそういうことだと知る。

仕事以外のリラックス

日系企業では、仕事中はものすごい厳しい状況(仕事も大変、上司も厳しい…)。
但し、仕事が終わると上下関係も厳しくなくなって、皆同じ立場で時間を過ごせる。
フレンドリーに話した、一緒に飲んだり、食べたりする時間はすごく気持ち良かった。
こういう時間はベトナム人も大好き。

私は6年以上日系企業で働いた。
仕事は大変で、毎日忙しい買ったけれど、その時間はとても勉強になったし、成長することができた。
言葉の成長、仕事の経験の成長、特に日常の体験の成長だった。
もし、大学での専門、職場の選択チャンスが出来たら、私はまた日本語と日系企業を選択したい。



(ホン)

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