ブルーチップ ベトナム投資ニュース

高い輸入額を占めていた自動車、鉄などの輸入が、
急激に減りつつある。
関税局によると、
6月26日までの輸入自動車台数は、約1700台と、
5月の3300台から半数近く減少した。
これは、政府の輸入超過対策開始後
6か月間において記録的な減少だ。

年初6ヶ月の輸入額は445億ドル（前年同期比60.3％増）。
うち、輸入量が多く、価格も高騰しているものの占めるウェイトが高くなっている。
個別に見ると自動車の価格が5倍になったほか、
家畜飼料　84％、各種鉄が64％上昇した。

6月末までの、輸出額の４９．７％の147億ドル。
各種商品価格の高騰が原因で輸入額が増加した。
例えば、ガソリン　　　64％
　　　　　鉄　　　　　　　30％
　　　　　プラスチック　15％上昇
これらの影響により、輸入額は3.7％増となった。

一方、6月の輸出額は55億ドル（前月比4.4％減）
に留まったが、年初６か月間の合計は
前年同期比３１．８％増の297億ドルに達した。

物価上昇が、輸出に強く影響を与えている。
多くの輸出商品の価格が、上昇している。
米は80％、原油は69％、コーヒーは40％、
ゴムは30％超の値上げとなっている。
こうした要因により、輸出額は37億ドル増加した。

しかし、これらの要因を差し引くと、
輸出成長率は約15.3％に留まる。