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2009年03月20日

越2大都市 労働環境の世界ランクワースト20入り


アメリカの Business Week誌は世界の都市の労働環境ワースト・リストを発表した

ベトナムのホーチミン市とハノイ市は
このリスト(55都市)の中で9番目と11番目になっている。

Business Weekのリストは、
ORC Worldwide国際人材コンサルティング会社(本部ニューヨーク)の調査結果に基づいて
作成された。
このリストの中に入る55都市はアメリカ、カナダ、西ヨーロッパの都市ではない。
アフリカ、インド、中国、東南アジア、中東諸国、東ヨーロッパの都市である。

評価基準は環境汚染、感染症、政治的暴力、商品・サービスの購入に関する利便性、等である。
また、このリストにある都市は労働者に対するリスクの種類別に分類されている。

このリストにはイラクのバグダッド、ジンバブエのハラレ、
北朝鮮の平壌等の都市は含まれていない。

1位はナイジェリアのラゴスである。
ラゴスはリスクが最も高い都市とされ、一番深刻な問題はインフラ未整備、犯罪の多発である。

9位と11位に位置づけられたベトナムのハノイ市とホーチミン市は、リスクが高いということになる。
この二つの都市で働く外国労働者に対する問題は感染症、つまり衛生状態がよくないことである。
ハノイ市の弱点はほかに、医療問題、インフラ整備状態等である。
またホーチミン市は、環境汚染、犯罪の点で評価を下げている。

ハノイ市とホーチミン市以外で上位20位までに入っている都市としては、
インドネシアの首都ジャカルタがある。
ジャカルタの一番大きな問題は環境汚染、衛生状況、医療、政治的暴力、犯罪等である。

中国も5つの都市がこのリスクの上位20に入り、数としては世界で一番多い。
これらの都市の深刻な問題は環境汚染である。

インドで上位20に入っている都市はムンバイ, ニューデリー, チェンナイ, バンガロールである。
中国の各都市と同様にこれらの都市の一番深刻な問題が環境汚染である。

Business Week誌とORC Worldwide人材コンサルティング会社の評価による
外国労働者に対する労働環境: ワースト20都市


1. ナイジェリア ラゴス
2. インドネシア ジャカルタ
3. サウジアラビア リヤド
4. カザフスタン アルマトイ
5. インド ムンバイ
6. インド ニューデリー
7. ケニア ナイロビ
8. コロンビア ボゴタ
9. ベトナム ホーチミン
10. インド チャンナイ
11. ベトナム ハノイ
12. 中国 広州
13. 中国 天津市
14. 中国 蘇州市
15. 中国 青島
16. 中国 深川
17. インド バンガロール
18. エジプト カイロ
19. ウクライナ キエフ
20. ドミニカ共和国 サントドミンゴ



BUSINESS Week  2009年3月20日

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