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2009年05月19日

観光分野の競争力指数 前回より7ランク上昇


世界経済フォーラム(WEF)の
2009年観光競争力指数報告書(TTCR)によると、
ベトナムの観光競争力指数(TTCI)は
133位中89位に評価された。


TTCIは
「国別の観光に関する各要素と政策を評価する」ため、
以下の三つの指数に基づいて計算される。

法律に関する指数は
規定、政策、環境の安定、
安全、医療、衛生からなる。

インフラ整備、営業環境に関する指数は
航空インフラ整備、陸路インフラ整備、
IT、通信、観光開発に対するインフラ整備、
価格競争からなる。

そのほか、人材、文化、資源環境等の指数も
考慮される。

TTCIの1位はスイス:5.68ポイントで
最下位はチャド:2.52ポイントで
ベトナムは3.70ポイントである。

アジア太平洋地域では25カ国が評価の対象とされ、
このうちオーストラリアが最も高く評価され、
ベトナムは17位に位置付ける。
また、ラオス、ミャンマーを含まない
アセアン各国ではベトナムは
133位中108位とカンボジアより上位に位置する.

この評価結果を2008年と比べると、
ベトナムのTTCIは7位上昇した。

また、法律関係の指数ではベトナムは
133位中92位で、
アジア太平洋地域で見ると
27位中20位である。
営業環境およびインフラ整備に関する指数では、
ベトナムはそれぞれ
世界133位中85位、
アジア太平洋地域27位中16位、
人材、文化、資源、環境の指数では
世界133位中76位、
アジア太平洋地域27位中17位である。

一方、具体的なベトナムの競争力は
133位中11位で高いが、
これは、物価やサービスに関するコストが低く、
ベトナムの観光の魅力を高める結果となった。

さらに航空運賃、空港使用料(20位)、
燃費(23位)、ホテル(31位)なども
ベトナムの観光分野の競争力を支えている。

また、人材について、
TTCIはベトナムを「可」と評価(82位)、
質の高い人材が対応(40位)と評価した。
資源について、世界遺産の数が多い(23位)、
生物の種類が裕福(21位)であると評価している。

一方、法律、政策がまだ弱く(96位)、
入国査証の発給(116位)、大企業の起業(112位)、
外国資本の所有制限(104位)が低い評価となっている。

さらに、環境の安定性が弱い(100位)、
環境汚染に対する対策(106位)、
環境に関する規定の実施(93位)、
生物に対する脅威(110位)についても
厳しい評価となっている。

このほか、安全(100位)の評価も概ね低く、
交通事故の発生率が高い(116位)とされている。
また、観光用の交通インフラ(102位)や、
航空インフラの整備(84位)、国際航空運輸(84位)、
観光のインフラ整備に対する投資がまだ不充分(109位)、
ホテルの稼働率が低い(85位)、
ATM等のクレジットカードの利用率が非常に低い(103位)
などと評価された。



Vneconomy.net 2009年5月18日

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