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2009年05月27日

5カ月間のFDI申請額 前年同期の1/4満たず


年初5カ月でのFDI新規認可額と増資額は
2008年同期の23.7%にしかならなかった。


計画投資省外国投資局の報告によると、
2009年年初からの5カ月で
全国で256件の投資が認可され、
このうち新規認可額が27億USD(前年同期10.8%)で、
また、増資案件が40件、
増資申請額が39.6億ドル(前年同期27.8%増)である。

これにより、年初5カ月の
新規認可額と増資額は66.8億USDに達し、
2005年申請額の68億USDよりやや減少した。

投資分野別に見ると、
ホテルサービス、飲料分野は
外国投資家により最も注目され、
この分野への申請額は45億USDで、
年初5カ月全体の申請額の66.9%を占める。
また、このうち38億USDは
既認可案件の増資であり(新規申請額の96%)、
約6.66億USDが新規認可16件の投資申請額である。

また、大規模案件については
すべて前日に認可された。
具体的には、
Ba Ria-Vung Tau省の
Toc Tien住宅団地(申請額6億USD)、
Winvest Investment有限会社(ベトナム)
(増資額38億USD)である。

このほかに魅力的な分野として
不動産分野が挙げられる。
この分野への新規申請額は14.5億USDで、
全体の21.6%を占め、
主な19件の新規投資が占める。

同期においては、
100%外国投資方式が主流で、
投資申請額は52億USDに上り、
この額は年初5カ月の新規申請額の78%を占める。

また、アメリカからは
九つの案件で最大の投資申請額を行った。
同国からの新規申請額は5,350万USDで、
増資額が38億USDに上る。
投資国2位の韓国で、
投資許可を発給された案件が59件、
投資申請額は10億USDに上る。

新規申請額については、
韓国が年初5カ月で最大額を申請した。
また、香港、シンガポール、台湾も
それぞれ5.4億USD、5.39億USD、3.06億USDを
投資申請するなど、大規模な対ベトナム投資国である。

なお、投資先を地方別に見ると、
Ba Ria-Vung Tau省が51億USDで
最大FDI調達地方になる。
次いでホーチミン市、Binh Duong省、
Da Nang市、Vinh Phuc省となる。

年初5カ月における外国直接投資の実施額は
28億USDと予測され、
この額は前年同期の70.9%に相当する。

一方、年初5カ月での
外国企業の輸出総額は82.8億USDに達し、
前年同期の89.8%に相当する。
これに石油分野を入れると、
外国セクターの輸出総額は108.5億USDに達し、
前年同期の78.6%相当となる。



Vneconomy.net 2009年5月26日

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