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2009年07月06日

FDI投資資金 導入続く


国際経済危機の回復はまだ明確になっていないが、
投資家業界の動きは、経済衰退後の時期に値する
準備活動に入っている。


88億7000万ドルのベトナムへの外国直接投資資金 (FDI)は
年初6ヶ月に申請された。そのうち、47億ドルが
新規の投資資金であり、残りが増資資金である。

Dong Nai省Nhon Trach政府行政機関用の団地建設計画は
投資許可を得られる可能性が高い。
同案件の投資総額は20億ドル。
計画投資省外国投資局長によると、審査はほぼ完成した。

従って、6月19日までのFDI申請額が88億7000万ドルで、
上半期のFDI調達資金は計画(約100億ドル)に達していないが、
2009年の調達計画(200億ドル)に達する可能性は高い。

ベトナムにおける大規模案件はすべて起工済み。
18億ドルのStarbayリゾート (英国)が
Phu Quoc島で実施される予定で、
Doosan Vina有限会社もDung Quat経済団地で
ベトナム最大工業製造工場を完工。
同計画への投資資金は3億ドル。

今週、イタリアの Piaggioグループは、
Vinh Phuc省で5000万ドルのバイク工場を完工した。
13億8000万ドルの鉄生産案件は、China Steel Corp (台湾)と
Sumitomo Metal (日本) により投資され、
Ba Ria-Vung Tau省人民委員会により
投資許可を得たばかりである。

さらに、2009年~2010年の実施可能性が高いFDI案件は多く、
ベトナムへのFDIは安定した傾向にある。

計画投資省の統計によると、
現在850億ドルの投資資金を有する187案件の
投資申請書類が各地方の関係機関に提出されている。

これらの中には巨大な案件が少なくない。
例えば、Lam Dong省における60億ドルの
Golden Bay 案件(オーストラリアのLainad Development Pty Ltd )、
Khanh Hoa省における48億ドルの
石油精製工場(エギップと中国の合弁)などがある。
Phu Quoc島だけでは韓国投資家が、
3件のリゾート投資計画を申請し、
投資総額が20億ドル以上である。

毎年のFDI実施額を分析すると、
ベトナム経済の飲み込めるFDI資金が年間約100億ドルしかない。
昨年はFDI実施額が117億ドルに達したが、
原因は技術インフラ、社会インフラ、経済の困難状況が
まだ大きく改善されていないことである。

各地方の報告によると、2009年の実施額は
80億ドルに達する可能性がある。


Vneconomy.net 2009年7月6日

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