ブルーチップ ベトナム投資ニュース

2009年8月19日に行われた
Eximbankの株主総会は
2009年第4四半期の上場計画を承認した。
この情報が正式に発表される前に
Eximbankの株価がOTC市場で大きく変動し、
28,000VNDから30,000ドン以上に上昇したが、
その後ｉ急落し、28,100～28,200VNDとなった。

仲介者によると、この2日間で
機関投資家がEximbank株式を
大量に売りに出しているため、
株価が28,000VNDを超えることができない。

だが、Eximbankの株式は
10月上旬にHOSEに上場される可能性が高く
さらに、年初7カ月の営業成績も
税引き前利益が9,150億VNDと良好で
Eximbankの今年の利益計画1.5兆VNDを
超えると予測される。

同様にNavibankも
2009年第4四半期、もしくは2010年第1四半期に
HNXにNVB銘柄で上場する予定である。
これに関してNavibankは
資本金を1兆VNDから2兆VNDに
増資することについて
株主の意見を求めると共に、
HNXへの上場申請書類を準備している。

また、Lienviet Bankからの情報によると、
同行は今年中をめどに早急に上場する予定で
現在、上場計画実施の準備を積極的に行っている。
Lienviet Bankは活動を開始して
2年程度であるが、
良好な営業成績を達成している銀行と評価されている。

そのため、同行の株式は最近
他行と比較して投資家により高く関心を示され、
OTC市場では20,000ＶＮＤの株価で
購入を模索されている。
しかし、最も困難な問題として
銀行関連株式の取引株数が制限されて、
幅広く売買できないという状況がある。

最近、いくつかの銀行は
外国投資家の所有率を上げるために
交渉を始めている。
例えば、OCBは
8月26日にBNP Panbas(フランス)と
株式の5％を追加で売買する契約書を締結し、
OCBにおけるBNP Paribasの所有率を
10％から15％に引き上げると共に、
今後20％とする予定である。

ただ、OCBの株式は
年初より5,000ＶＮＤ上昇しているものの、
この1カ月は15,000ＶＮＤで推移している。
また、OCBは
銀行系株式の流動性を改善するため、
2009年10月中にUPCoMに上場する予定という。

全体的には、HOSEにおける
VCB、CTG、STBの株価と
HNXにおけるACB、SHBの株価は
8月25日に300～1000VND下げているが、
年初7カ月におけるこれら各銀行の営業成績は
極めて良好であった。
例えば、
ACBは税引き前利益を1.4兆ＶＮＤ
（計画：2.7兆VND）、
STBは同1兆VND（計画：1.6兆VND）、
VCBは同約3兆VNDとしている。

仲介専門家の考えによると、
好材料があるにもかかわらず
銀行系株価が上昇しない理由として
年初6カ月で相当に上昇したことを挙げている。
現在、市場で額面以下
（10,000VND以下）で取引されている
銀行株式はなく、
小規模行の株式も
額面の1.5～2倍で取引されている。

このような背景から
多くの銀行は増資のために
額面より高い価格で
株式を追加発行する予定である。

しかし、投資家にとっては
現在、金融・銀行分野の株式が
最優先されるものではなく、
インフラ・建設分野の株式に
注目が集まっている。

ただ、金融・銀行分野の発展潜在力は
経済危機の後に大きくなるはずである。