ブルーチップ ベトナム投資ニュース

Bui Xuan Khu－商工省次官は、輸出市場が縮小され、
価格が下落したため、年初9ヶ月の輸出額が417.4億USDにしか達せず、
前年同期より14.3％減となった。

最も懸念すべきことは、ベトナム主力の輸出商品の価格が
すべて下落している状況にあることである。
多くの商品において輸出量が増加しているが、
価格の下落を補えない状況である。

中でも典型的な例は、農林水産と鉱物の商品である。
実際、この二つのグループの9種類の製品は、量は急増しているが、
価格が大幅に下落したため、農産物の輸出額は27億USD損失し、
鉱物の輸出額は50億USD以上の赤字となった。

ゴムの輸出価格も44％を減らした。
以前、1トンのゴムが2,715USDで販売されていたが、
今では1,496USDしかない。そのため、輸出量は増加しているが、
5億9760万USDの赤字となっている。

コメの輸出も同様で、前年同期にベトナムがコメを
1トン当たり655USDで販売していたが、現在では450USDに下落。
量は34％増となっているが、年初9ヶ月に輸出された490万トンで
10億1800万USDの赤字となった。

今日までに、商工省は、今年の輸出目標の646.8億USDを
達成できないとした。ベトナムが残り3ヶ月で
76億USDの輸出額を達成できる見込みはない。

輸出量を増加しても価格の下落分まで補うことができない。
輸出用の原油が現在180トンしかなく、
残りの3ヶ月の原油輸出額に大きく貢献できない。
輸出用の各種農産物の生産能力は、第1と第2四半期に
最大限に増加させたため、第3と第4四半期に
更に増加させることができない。

今年度のベトナム輸出総額は570億USD～590億USDにしか
達しないと予測されている。

ただ、ベトナムは-9％の成長目標を達成させるためには、
年初9ヶ月で月平均46億4千万USDしか達成していないの輸出額を、
年末までに同53億USDを輸出しなければならない。