ブルーチップ ベトナム投資ニュース

FIAの統計によると、
2009年12月15日までに新規実施された
外国直接投資案件は839件、
投資申請額が214億8000万USD、
実施額が100億USD。
外国直接投資資金調達政策を実施していたこの20年間では、
FDI資金は1771億USDに達する。

2009年のFDI申請額は、国際経済衰退の影響もあるため
2008年同期の30％程度だ。
しかし、実際の実施額は、2008年実施額の87％相当になる。
専門家は、この数字は積極的なものであり、
申請額と実施額の差が大幅に縮小され、投資家の決心が現れたと評価する。

2009年は、ベトナムに投資する国が大きく減った。
Bui Quoc Trung計画投資省外国投資局局次長によると、
2009年ベトナムに投資した89ヶ国中、43ヶ国が新規投資案件。
最大件数・投資金額を有する国は2008年に引き続きアメリカ。
台湾、韓国、日本、シンガポールが後に続く。

この3年間の投資資金が、271億USDに達したホーチミン市は、
引き続きFDI調達で1位に位置する。
ハノイ、Dong Nai省、Binh Duong省等の他の地方も楽観的な成績だ。
2009年の困難な状況に関わらず、
農業製品、薬品、サービス等の生産セクターへの投資額が
引き続き大きく増加した。

Bui Quoc Trung局次長の評価によると、
現在、FDI調達に対する最大の問題は、インフラ整備と法律の不足である。
「これら問題が解決された場合、ベトナムは
　2010年、220億USDから250億USDの投資申請資金を調達できる可能性がある。
　実際の実施額は約110億USDである。」
と述べた。

UNCTADの世界投資報告書によると、
2008年、世界の投資総額は1兆7000億USDに達した。
2009年は1兆2000億USDに減額したものの、
予測では、
2010年に1兆4000億USD、
2011年に1兆8000億USDと今年から増加する見込み。
この投資資金の43%が発展途上国、29％は発展国に導入される。

（10億USD） 出典:FIA