ブルーチップ ベトナム投資ニュース

統計総局によると、
2010年1月のUSDは、2009年12月より0.11％下落、2009年1月より8.96％上昇した。
2010年1月間では0.11％下落したのみであり、この近年では珍しい動きである。
1月中の商業銀行のUSD／VND為替レートについても余り変動はない。

この原因は、国家銀行が2009年11月の調整後に
銀行システム内の為替レートを、1USD当たり17,941VNDで維持したことにある。

特記すべきは、1ヶ月前の時点での購入値が、売却値より10VND低いことだ。
この変動は、商業銀行セクターの外貨需給状態を反映している。
商業銀行が価格にこだわらずUSDの購入を行ったことにより、
2009年1年間でUSDの価格は、連続的に上限価格まで上昇した。

国家銀行は下記のように報告した。
「2010年1月、外貨市場が積極的に変動し、流動性が改善したことで、
　各金融機関が国営経済グループから外貨を購入できた。
　国家銀行の外貨供給も急速に減り、
　国家銀行もまた各金融機関から外貨を購入できた。」

1月末までに、国営の大企業7社は商業銀行へ
4億5,000万USDの外貨を売却した。

一方、超過輸入額が3ヶ月連続減額している。
2009年11月の20億USD以上から、2009年12月に19億USD、
2010年1月には13億USDになった（前月比32.6％減）。