ブルーチップ ベトナム投資ニュース

この企画によると、原子力発電開発は
3つの段階に分けて実施される。
まず第1段階は、2015年までで、投資計画、投資場所の認可、
請負業者の選抜、一基目の発電所建設のための主な人材
（計画実施委員会、技術専門家等）を用意するために充てられる。

第1段階で、ベトナム企業は原子力発電所の建設資材、設備、
機材整備、計画管理、品質管理等に参加するための仕組みを作る。
一基目の原子力発電所建設の準備を完了させる。

第2段階は2015年から2020年までで、
目標はNinh Thuan第1発電所の1機目が2020年までに稼動し、
第2発電機も2021年には稼動を始めさせること。
同時にNinh Thuan 第2原子力発電所の建設も起工し、
次の発電所の建設場所も準備しておく期間に充てられる。

第3段階は2020年から2030年までで、
続く原子力発電所の建設と、
原子力がベトナムの主力のエネルギーになることを目指す期間となる。
また、第3段階に入る頃には、
ベトナムは独自に原子力発電の技術を把握できるようになっており、
外国パートナーと共に発電所の設計をする能力を持ち、
発電所建設の30～40％を負担できるようになることを目指す。

計画によると、2020年までには
第1原子力発電所が稼動を開始する予定となっており、
最初の発電能力は1,000MWで、
2025年までにはこれを約8,000MW、
2030年までに15,000MWに増産させる計画（発電能力の約10％）。

建設場所については、Ninh Thuan省の他、
Binh Dinh省、Phu Yen省、Ha Tinh省、Quang Ngai省の
5つの省で8基の原子力発電所を建設する予定。