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2010年06月29日

工業生産の効果 減少


年初6ヶ月で10%以上の成長率に達したベトナム工業生産は
2008年末から2009年初頭に発生した国際経済危機の後に、
回復してきたことが明らかになっている。


その裏側は、先週、計画投資省の主催により行われた
会議で分析された。


付加価値と成長に差

商工省の統計に基づいて作成された計画投資省の報告によると、
年初6ヶ月で工業生産総額は366兆8000億VNDに達し、
前年同期より13.8%増となった。前年同期の成長率4%と比べて
今年の工業生産は印象的に回復してきた。

工業発展指数(IIP)で計算すると、
年初6ヶ月でIIPが前年同期より8.9%しか増加しておらず、
そのうち、鉱山開拓のIIPが0.1%減らし、
加工工業が12.5%増加、電気・水道・ガス工業が14.9%増加した。

特に、商工省の代表者によると、付加価値と産出量の差は
約2.2倍あり、この差は近年広がる傾向にある。
「工業分野の生産効果について警鐘するべきである」と述べた。

工業生産の効果が低い原因は、電力の使用能率が低いことにある。
そのため、生産の経費が増加、利益が減る。

他国ではGDPの成長の1単位に当たりの電力消費成長率は
1~1.2%しかないが、ベトナムは2.6倍。

また、時代遅れの技術に投資した計画は、
効果的にエネルギーを利用できていない。

外国投資活動を通じて現代技術が導入され、
工業生産活動の能率と効率が改善されることを期待したが、
実際のところ、外国投資はこの役割を果たさなかった。

また、外国投資資金が不動産分野に注目しているため、
工業生産分野は今後困難になるであろう。


政策 有効ではない?

理論と実績に基づいて分析された結果は
商工省の恐れを現実のものにした。

工業生産分野の構造が変更になったため、
工業生産の効果は徐々に減っている。

付加価値が高い鉱山開拓分野は、工業生産の中で
大きな割合を占めたが、この割合が徐々に減っている。
その代わりに加工工業が増えてきているが、
国内での加工工業の付加価値は低い。

また、加工工業の技術移転により、
機材、設備をさらに利用することになり、
資材、原料の輸入も必要となる。

また、ベトナム工業開発政策が付加価値が高い加工分野を
まだ優先していない。

数十年間の工業生産成績を分析した結果について、
現在のベトナム経済状況は労働能率が低く、効果率が低い。
競争力が制限されていることにより大変危険な状態にある

上記の研究結果によると、工業生産の効率が減っている証拠として、
中間経費の増加、人件費と利益の減少によって
経済全体の経費が増加する傾向にある。

経済改革の後の期間(1986年-1990年)と現段階では
ベトナム工業生産は主に資金力によって成長し、
投資資金は55%から80%近くになった。
また、労働人材の要素は38%以上から12%近くに減らした。
総合要素は変わらず、7%近くが9%となった。



Vneconomy.net 2010年6月28日

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