ブルーチップ ベトナム投資ニュース

7月18日、ベトナム財務省と国家証券委員会は、
ベトナム証券市場設立10周年の記念式典を開催した。

ベトナム証券市場は2000年7月20日、
ホーチミン証券取引センター（現在のHOSE取引所）から活動を開始、
正式な運用が始まった。
ただ準備自体は1990～1995年まで行われており、
管理体制、法律整備が促進されてきた。

取引総額は、活動開始1年目の1日平均14億VNDから、
現在は3.3兆VNDに、
市場の時価総額は9,860億VND（GDPの0.28％）から、
695.186兆VND（GDPの42％）に、
上場株式は、わずか2銘柄から、550銘柄にまでそれぞれ増えた。

証券市場は急速発展すると共に、
重要な資金調達ルートの1つとなった。
企業が銀行からの資金調達のみに依存しない状態となった。

国家証券委員会の報告によると、証券市場から調達された資金は、
ここ5年で300兆VND近くに達しており、
GDPの約20％を占めているという。
中でも、2007年は証券市場からの調達資金総額が、
127兆VNDにまで上った。

証券売買の中間機関についても、
証券会社7社とファンド管理会社1社から始まり、
現在、証券会社105社とファンド管理会社46社まで増加している。

他にも、銀行、財政会社、証券会社、ファンド管理会社、
保険会社、投資ファンドはプロの投資家システムを形成した。
現在までに22の証券投資ファンドが設立され、
その総資産は72兆VND近くにまでなっている。

特に、証券は国内外の投資家から注目されるようになった。
取引口座は2000年の3,000から現在926,000になっている。

外国投資家の参入も拡大、
投資品目は70億USD近くにまでなり、
取引口座は12,000以上、
中でも、口座1,300口が機関投資家からとなっている。