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2010年08月02日

ベトナム小売市場 暴落の原因は


2008年、ベトナムはAT KEARNEYによる
「2009年全世界の小売格付け」の中で6位に位置付けたが、
今年は14位となり、この7年間で最も低い順位であった。


ベトナムの小売市場は2004年から2008年までの5年間、
連続して格付けを上げたが、この2年間で急落した。

具体的には、世界貿易開発指数 (Global Retail Development Index - GRDI)で、
ベトナムは2004年に76ポイント、7番目に位置づけた。
2005年には8位、2006年には3位、2007年4位となり、
2008年には88ポイントで2位に浮上したが、
2009年に55ポイントで6位に下がった。
そして、2010年に50.2ポイントで14位と暴落した。

185カ国の中で最も魅力が高い市場は30ある。

50.2ポイントは市場の浸透性を示す。
ベトナム小売市場は30の市場の中で15番目に位置づける。
そのため、8600万人の規模を有するベトナム市場は、
まだ開発潜在力があるといえる。

ただ、それが営業する者にとっては「必要条件」であって、
「十分条件」ではない。

ベトナムの小売市場の魅力が減った原因は二つ。

 ①ベトナム市場の魅力が高く評価されたことがない
 ②国家のリスクと営業のリスクが同時に存在する

つまり、余り悲観的な状況には陥っていないが、
一連の要素の「共鳴」により、ベトナム小売市場に対する評価は
明らかに下がった。特に、外国投資家の評価である。



Vneconomy.net  2010年8月2日

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