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2010年08月28日

ASEANにおけるベトナム経済の新位置


およそ年間30%の貿易成長率により、
ASEAN(東南アジア諸国連合)は
中国、アメリカ、EU、日本を超え
ベトナムの最大貿易パートナーになった。


8月22~25日、
DaNang市で国際経済担当閣僚会議(ASEM)が行われた。
ズン首相は、25日に行われた
第42回経済担当大臣会合(AEM)の開会式に出席し、

「ベトナムはASEANと全面的に関係を拡大するとともに、
 ACE統合経済コミュニティーに積極的に参加することで
 ベトナムの企業及び人民の意識を高めたい。
 今はベトナム経済がASEAN及び世界中の経済の中で
 新たな位置を確立するための良いチャンスである。」

と述べた。

2007年にシンガポールで行われた
第13回ASEAN首脳会議において、
2009~2015年までのAEC実施戦略及び全体計画が締結された。

2015年にはASEAN共同体が統一の市場となり、
域内で技術、人材が自由に行き来できる。

AEC連絡事務局によると、
人口5億9200万人、GDP1兆4990万USDで、
AFTA(ASEAN自由貿易圏)減税計画は
99.95%達成した。

AFTAの中で輸出入の平均税率は
2007年の2.57%から2008年には1.95%に下がった。
2008年にはAFTA内の貿易総額が4580億USDになり、
AFTA協定の実施が始まった2000年より3倍増加した。
農産、水産、繊維、電子、観光、製造などは
ASEANの経済分野の強みを十分生かした。

ベトナムは2003年に二国間貿易総額が88億USDだったが、
今年は300億USDに達した。
貿易成長率は年間およそ30%で、
ASEANは中国、アメリカ、EU、日本を超える
ベトナムの最大貿易国となった

また、ASEANはベトナムに600億USDを超える直接投資を行った。
これはベトナムの総直接投資総額の65%を占める。


サイゴンエコノミックスタイムズ 2010年8月26日

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