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2010年09月28日

FDI資金 柔軟に調整


年初9ヶ月でFDI投資資金が80億5000万USDに達し、
前年同期より4.8%増となったが、
投資規模を減らす案件も出てきた。


計画投資省から9月に発表された最新情報によると、
ホーチミン市での21世紀国際開発有限会社の
住宅団地建設計画の規模が3100万USD以上、
Sieu An Lacショッピングセンター建設計画の規模が
600万USD以上減らす予定。

外国投資専門家の分析によると、投資規模の減少は珍しくないが、
今回の減少の規模が前回より大きくなり、
9月のFDIの投資規模が前月より下回るのは珍しい。

数年前に投資規模を減らした案件もあったが、
減少の規模は数千万USDだった。
原因は希望する土地を計画通り受け取れなかったことである。
実際、営業環境が変わっていくと、投資規模を減少することは
計画実施には適切な動きである。

投資規模の減少は2005年投資法が有効になった後に行われた。
投資法は投資家に市場の変動に合わせて柔軟に投資規模を
調整することを認めている。

また、ホーチミン市の計画投資局の情報によると、
不動産案件への投資規模が急減している。
各前年と比較して「巨大な投資案件」がまだ出ていない。
不動産分野への投資規模について、
最大投資案件がNam Sai Gon多目的建設計画であり、
投資総額は約3億6000万USD。

TA Associatesベトナムの12億USDのソフトウェアパーク計画
(2008年に投資許可を発給されたが、回収対象になっている案件)を
参考にすると、柔軟性が高い中規模の案件の実現可能性が高い。

特に、加工産業、製造産業分野では投資規模が小さいが、
生産営業規模を拡大する傾向がある。

2010年の年初9ヶ月に、この分野で生産営業規模が
拡大された案件が106件、増資申請額が65360万USDであり、
他の分野を大きく超えた。
同分野も新投資案件(275件)と投資規模(30億USD)で
1位になっている。
そのため、加工産業と製造産業が、年初9ヶ月の
新規FDI申請額(121億9000万USD)の30.2%を占めている。

これらの分野での投資計画の積極的な動きが
輸入超過に大きく貢献し、年初9ヶ月の外国投資関係の輸出額に
約17億USDを貢献した。

現在、不動産投資案件の投資規模が高く、
平均1件当たり14490万USDである。
そのため、新規投資案件が出てこないが、
不動産投資営業分野が最大外国直接投資資金調達分野の中で
3番目となっている。
同分野への投資申請額は27億5000万USDであり、
全体の投資総額の22.6%を占めている。



InfoTV.net  2010年9月27日

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