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2010年10月11日

高額納税企業 FDI企業イマイチ


ベトナム経済成長に対し、
外国直接投資セクターの貢献が徐々に大きくなっている。


ベトナムの高額納税企業の中でも、
FDIセクターは20兆VNDを貢献しており、
2007~2009年にかけて
高額納税1,000社の納税額の23.25%を占めている。

このように、ベトナム経済成長に対し、
FDIセクターの貢献度は高いが、
FDI企業のベトナム経済全体の比重が極めて大きいことから、
その貢献度はもっと高くても良い、とも言える。
2009年、FDIセクターはGDPの17.5%、
工業生産総額の43.4%、
輸出総額の52.7%を占める結果となった。
FDI企業はベトナム企業より競争力が高く、
技術と経営能力も優れているが、
その経済効果はそれほど高くない。
FDI企業の利益は低いのだ。

2007-2009年の3年で、高額納税を達した1,000社の比重について、
アジアと東南アジアから来たFDI企業が最も大きかった。
日本、韓国、香港が1,000社の納税総額の50%を占めた。
次点はヨーロッパ、アメリカの企業で、
全体の21.64%を占めた。
その他は、業績赤字か、収益がない企業も少なくなかった。

ホーチミン市税務局の統計によると、
2009年、60%のFDI企業が赤字報告を行っているという。
これは国際経済危機の影響とも言える。
FDIセクターには資源とエネルギーを大量投入しているため、
今後の収益率UPには、期待したい。



Vneconomy.net 2010年10月11日

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