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2010年11月10日

日系企業 ベトナム電気不足に懸念


11月9日午後、愛知県事業家協会はベトナムを訪問し、
政府役員と面会した際、
ベトナムにおける投資環境に関して、いくつかの懸念を示した。
中でも、電力不足が一番の問題とされた。


Nguyen Tien Locベトナム電力グループ(EVN)企画部長によると、
2011年、電力供給は16%増を目指している。
今年の統計によると、ベトナム全土では、
約1,170億kWhの電力が必要と予測されている。

Nguyen Tien Loc氏によると、
来年には、電力生産量のニーズに対応することができるだろうが、
2011年前半に2010年同様の状況が続けば、
電力不足の状況はまだ続くことになるだろう。
ベトナムでは、水力発電の生産能力が
全体の40%以上を占めている。

2010年、電力供給は約20億kWh不足している状況にあり、
消費ニーズの約2%にしか対応できていない。
暑い日には電力供給力が、日に約1,500~2,000万kWh
不足する状況だった(1日の需要の5~6%不足)。

Nguyen Thi Bich Van計画投資省外国投資局次長によると、
電力不足と交通施設整備の問題は、
愛知県の企業をはじめ、ベトナムで活動する外国企業も
頭を抱える問題である。

今回の懇談で愛知県事業家協会は、
基本給与、交通渋滞、ホーチミン市での洪水状況についても
関心を示した。

今回の懇談は愛知県企業支援機構 (Aichi Support Desk)の活動の一環であり、
ベトナム経済状況、政策、投資機会を紹介し、
ベトナムでの営業活動を支援するために行われた。
南部で行われたのは4回目である。

現在、ベトナムで投資や営業活動を行っている愛知県の企業は
全部で80社。
その中で、36社がベトナムの南部、44社が北部に進出している。
今年に入って10月までに日本は、
ベトナムに70件の投資案件を実施しており、
投資申請総額は14億USDにのぼる。
申請額は韓国と台湾に次いで3位だが、
実施額は1位である。



サイゴンエコノミックスタイムズ  2010年11月10日

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