ブルーチップ ベトナム投資ニュース

2010年末まで、USDの調達金利は年間5％で安定したいたが、
この1ヶ月（2010年末から今日まで）に、
商業銀行、特に民間商業銀行株式会社が競って調達金利を上げてきた。
VietBank、WestemBank、SeaBank、KienLongBank、
ABBank等の銀行は、「先鋒」となっている。
12ヶ月以上預金する人は、年間6％の金利、
6ヶ月期限は年間5.9％の金利制度が適用される。
TRUSTBankは 6ヶ月から12ヶ月までの期限のUSD預金に対し、
年間6.1％の金利制度を適用している。
SeABankは最も高い金利で、年間6.23％である。

企業のUSD利用需要が断続的に増加し、
多くの銀行は外貨資金の在庫がが殆ど残っていない。
これはUSDの競争が徐々に高まっているためである。
輸出企業だけではなく、国内市場向けの企業も、
VNDからUSDを借り入れる傾向になっている。
USDとVNDの借入金利は2倍違う。
VNDの借入金利が年間18％～19％に対して、
USDは年間7％～8％。
企業にしてみれば、USDを自由市場でVNDに両替して使えば
有利になる。そのため、企業がVNDよりUSDを選ぶことになり、
銀行がUSDを高い金利で調達している。

この様な状況は数週間続いているが、国家銀行はまだ動いていない。
国家銀行はVNDの調達金利が上限を超えるとすぐに対処するが、
USDの場合、銀行間で自由に競争できるかが疑問視されている。