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2011年03月21日

ベトナム通信分野の民営化は


外国投資家は、ベトナム通信企業の民営化の素早い実行を願っているが、
ベトナム通信社はそれほど慌てていない。


外国投資家がイライラ

1997年末より、Orange France Telecom(OFT)は、
ベトナム郵政通信グループとの1億4000万USD営業協力契約で、
ベトナム通信市場に参入し、ホーチミン市で
540,000固定電話の回線を整備し、VNPTの電話網を整備している。
ただ、この様な協力方式では、OFT等の外国パートナーが
一部の売上しか得ることができず、VNPTの株式を保有することができない。
そのため、2005年、ベトナム政府がMobiFone、Viettelの
上位通信会社の民営化計画を発表した後、
OFTはMobiFoneの株式を購入することを最優先とした。

2010年3月まで、シンガポールのST Telemediaは、
VNPT Globalの株式の10%を購入し、VNPT Globalに次ぐ
大株主になったことを発表した。

VNPT Globalは国際通信投資専用会社である。
主な活動はVNPTの付加価値通信サービスの提供、
Contact Centerサービスの提供、国際通信ネットワークの整備等である。
ここで注意すべきことは、MobiFoneの所有者である
VMS携帯電話通信会社がVNPT Globalの5%を保有しているということである。
この取引はST Telemediaが、将来、MobiFoneの株主になるための
第1ステップと考えられている。

また、1ヶ月前、ベトナム情報通信省副大臣との面会において、
Thomas Frisance-Investelecomコンサルティング会社(ドイツ)専用取締役は
Orascom Telecom Holding(Egypt)とEtisata(アラビア)が、
ベトナム通信分野での民営化活動に対して高く関心を寄せており、
MobiFoneの戦略株主になりたいことを知らせた。
OrascomとEtisalatは携帯電話の加入者の数で
世界11位と14位の企業である。

ベトナムにおけるEuroChamも、引き続きベトナム政府に
通信会社の民営化の推進を要請している。

ただ、今まで、ベトナム通信市場の90%を占める3社
(MobiFone、VinaPhone、Viettel)は、
まだ具体的な民営化計画を発表していない。

外国投資家が引き続き上記の3社の民営化を待っている背景において、
外国投資関係があるVietnamobile、BeelineとS-Foneは、
引き続き10%のマーケットシェアを奪い合っている。



証券投資紙  2011年3月21日

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