ブルーチップ ベトナム投資ニュース

上場廃止の時期については、取締役会で決定されることになる。
個人投資家から、予備ファンド用として株式購入する際の
株価と株数も、取締役会で決定する権限を有している。

SQCの上場廃止の話は、昨年から取りざたされてきた。
2011年、SQCの税引後利益は610億VNDを計画しており、
前年の578％増を見込んでいる。

また、Saigonテレコム株式会社（SGT）の上場廃止も、
まもなく決定されるようだ。
理由は、現在市場で取引されている株価が、
会社の本当の価値を相当下回っており、
上場がSGTブランドに対して、良い影響を与えていないためであるという。

SGT株式は、2008年1月10日、HOSEに上場となった。
2010年12月31日時点での
SGTの資本金は7,400億VNDとなっている。
4月22日、SGTの取引終値は7,100VNDで、
HOSEで当初額面以下で取引されている銘柄
70のうちの１つとなった。
2010年の業績報告によると、
SGTの税引後利益は323億USDに達している。

SGTは、Dang Thanh Tamの名とともに、
良く知られている会社である。
Tam氏は、ベトナム証券市場で第３位の大富豪である。
2011年3月8日時点で、Tam会長の資産は3.550兆VNDと言われる。
SGT以外にもTam氏は、KinhBac株式会社（KBC）、
Tan Tao株式会社（ITA）とNam Viet銀行株式会社（NVB）の
創立株主となっている。